...外観は一見高級そうだけど、中はかなり古い設備だ...
...――第一に僕はもの見高い諸君に僕の暮しの奥底をお目にかけるのは不快である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...親譲りの物見高い癖から黄鶺鴒のしやれた姿が眼に入ると...
薄田泣菫 「独楽園」
......
種田山頭火 「其中日記」
...それには無論どうなつてゐるかと云ふ物見高い心持も交つてゐて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...いづれこのロシアと云ふ物見高い大国のあらゆる県から...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...往来際(おうらいぎわ)には直様(すぐさま)物見高い見物人が寄り集った...
永井荷風 「深川の唄」
...物見高い江戸ッ子の神経をピリピリさしたのも無理のないことです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物見高い江戸中の噂の焦點(せうてん)になつたことは言ふ迄もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...物見高い閑人(ひまじん)たちはわざわざ出かけていって...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...さういふ物見高さに煽られて多くの運転手達は女道楽に身を持ち崩した...
牧野信一 「熱海線私語」
...もって識見高邁(こうまい)...
正岡子規 「曙覧の歌」
...みんな富士見高原と思つて居ます...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...女だということについての物見高さや...
宮本百合子 「寒の梅」
...非常な物見高さにしろやはり一つの特徴で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして銃を構へた水兵等や、それから士官等や、物見高い乗客や、判事などの群を見渡した...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
...物見高い心持ばかりです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...単なる物見高さでもなく...
吉川英治 「私本太平記」
...物見高い上のこの騒ぎ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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