...親族よりの餞別見送り...
饗庭篁村 「良夜」
...たね子は夫を見送りながら...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...私は二十六歳の母の胎内で父の弔いを見送りました...
上村松園 「今日になるまで」
...よく覚えていろッ」黒河内総監はニヤリと動坂の後を見送り...
海野十三 「深夜の市長」
...放牧塲迄見送りくれたり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...このお見送りつてやつは苦手だ...
太宰治 「お伽草紙」
...そして見送り人の退船の銅鑼(どら)の音はさっきから引っ切りなしに触れ廻されている...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...登はそれを見送りながらぢつとしてゐたが...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...美智子の姿を見送りました...
豊島与志雄 「古木」
...後ろ姿の似た老人をいつまでも見送り...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...誰も見送りのない私は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...また可怖い眼で見送りでしたの...
広津柳浪 「昇降場」
...女房車に若い女房や童女などをおおぜい乗せて見送りに出した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お後ろ姿を見送りながら中の君は枕(まくら)も浮き上がるほどな涙の流れるのをみずから恥じた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ城外まで見送りに立って...
吉川英治 「三国志」
...かれのすがたを見送りもせず...
吉川英治 「神州天馬侠」
...母上をたのむよ」見送りのため...
吉川英治 「新書太閤記」
...刑地の旅へいさぎよくお見送りいたしましょう」「おう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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