...徐(おもむろ)に左右を見返り...
泉鏡花 「婦系図」
...見返りたまい、「三人を堪忍してやりゃ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...聴水の方(かた)を見返りしが...
巌谷小波 「こがね丸」
...彼の方を見返り見返り...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...提燈(ちょうちん)持ちし若い者を見返りて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...二人は見返りもしないで...
豊島与志雄 「阿亀」
...眼をパチパチさせて口を吃(ども)らせている米友を見返りもしないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...やはり見えなくなるまで見返り見返り山を下った...
中里介山 「大菩薩峠」
...見返りをもらうまで秘密を守る覚悟だね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...でもこのもてなしの見返りに何をお望みかな」「水曜日にあなたが手に入れたグラスゴー港の潜水艦設計図ですよ」もう当分ミーファは笑わない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...見返りに求めるのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...見返りお綱と申す女で……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この禍いの元が、おのれの罪と知った日に、見返りお綱は、どう変るだろう?あえていう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見返りお綱の根性を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...気の勝っている見返りお綱も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「しらを切ってもムダだ! てめえは女スリの見返りお綱...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見返りお綱が自由になって堪るものか」肘(ひじ)をはずして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――身長並(なみ)、痩せ形、髪くろく色白、右の眉尻に黒子(ほくろ)、他に特徴なし、年二十四、当時無宿、江戸浅草孔雀長屋人別(えどあさくさくじゃくながやにんべつ)、紋日(もんび)の虎(とら)五郎(ろう)娘、女賊見返りお綱...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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