...彼はまだ猿を見返りながら...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...」背後(うしろ)を見返り...
泉鏡花 「婦系図」
...」と見返りもしないで先に立って...
泉鏡花 「婦系図」
...職人體の男と女學生とどこかの夫人が別々にじろ/\見返りながら通つて行く...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...黄金丸も見返りて...
巌谷小波 「こがね丸」
...やはり見返りもせずに...
豊島与志雄 「霧の中」
...帰って来た七兵衛を見返りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...後ろを見返り/\路地の外へ遠ざかつて行きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つまらねえ」「それぢや親分さん」母娘巡禮は見返り勝ちに品川へ入つて行きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兩親は見返りて今更に涕ぐみぬ...
樋口一葉 「うつせみ」
...上野の焼けるのを見返り見返りして...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...呉羽嬢は見返りもせずに死骸に近付いて...
夢野久作 「二重心臓」
...旦那はうすうす知っていたんですね」「女の声もしていたようだな」「それが見返りお綱だったんです...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――まさかに掏摸(すり)の見返りが居催促とは見えなかろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...孔雀長屋(くじゃくながや)という所にいるの」「そんな所があるのかい」「見返り柳のすぐ下でね...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「――そこにいる見返りお綱の...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見返りお綱っていう金箔付(きんぱくつ)きだッていったよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...息を殺しておりましたのさ」弦之丞と同行同衣(どうぎょうどうえ)の遍路にやつした見返りお綱...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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