...自分の内なる敵には最後に勝てるものなのだ――これこそ神の決めた人のさだめ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...門の内なる小き園には五色の紙燈を弔(つ)り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...」幕の内なる泰助さえ...
泉鏡花 「活人形」
...彼の内なるものを...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...諸君の内なるすべての新大陸と新世界とのためのコロンブスとなり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ホームズの内なる興奮が見て取るようにわかる...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...七月三日丸の内なる衛生会楼上にて...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...内なるお蘭さんは...
中里介山 「大菩薩峠」
...外的な事故によって内なるものが動揺を受けないように...
中島敦 「悟浄歎異」
...憤悶(ふんもん)と慙恚(ざんい)とによって益々(ますます)己(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった...
中島敦 「山月記」
...西洋流の文明についてはすべて不案内なるこの人民に向い...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...私は未だその前に雲が渦卷(うづま)いてゐる内なる幻の朦朧な姿に滿足した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...(c)後者は内なる幸福をうけ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...内なる尊(たふと)き物皆を香(か)として永劫(えいごふ)の間(あひだ)にたなびき行(ゆ)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...勝たんとしつる者は内なる野人の心を恥ぢ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...ひとりの老翁が柴の戸をあけて内なる一堂へ導いた...
吉川英治 「三国志」
...彼は大牢の前へ来て内なる蒼白(あおじろ)い顔の人影へ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あるいは内なる美が存在することを...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??