...内なる神は惰眠を貪るが故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...そして内なる導きに...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...その胸の内なる痍(きず)は早くも愈(い)えて跡なきに至りしものなるべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...競馬の内なる一頭の馬...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...」幕の内なる泰助さえ...
泉鏡花 「活人形」
...自分の内なる本能の一部分が狡猾にもその事によってある幽(かす)かな快感に耽っているのであった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...ホームズの内なる興奮が見て取るようにわかる...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...七月三日丸の内なる衛生会楼上にて...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...玉垣の外なる明治時代の乱雑と玉垣の内なる秩序の世界の相違である...
永井荷風 「霊廟」
...送り返された幸内なるものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...憤悶(ふんもん)と慙恚(ざんい)とによって益々(ますます)己(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった...
中島敦 「山月記」
...生まれしみどり児の内なる光はめでたいものである...
羽仁もと子 「今、生まれしみどり児」
...外なるものを離れて内なるものがあるのではない...
三木清 「哲学入門」
...内なる光明を趁(お)って...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(c)後者は内なる幸福をうけ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...内なる尊(たふと)き物皆を香(か)として永劫(えいごふ)の間(あひだ)にたなびき行(ゆ)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...沈黙は内なる世界の光被である...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
...君自身の「内なる美」である...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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