...あまりに見苦しいではないか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして「見苦しい姿にて...
直木三十五 「南国太平記」
...なるべく丁寧に書くつもりであったが例に因(よ)ってはなはだ見苦しい字が出来上った...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...はなはだ見苦しい所で...
夏目漱石 「手紙」
...彼らは見苦しいほど金に困っている...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...鼻がふくれ上がって真赤(まっか)になってすこぶる見苦しい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...傍観(ぼうかん)しても見苦しいものであるし...
新渡戸稲造 「自警録」
...見苦しいど」群衆の中からどなる者があって...
火野葦平 「花と龍」
...見苦しいことも人から見られるわけだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし返歌のおそくなることだけは見苦しいと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お返事がおそくなっては見苦しいと思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...見苦しいことである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もう一人の娘に求婚をするのも見苦しいじゃないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...弾丸にあたるのをこわがってそわそわするのは見苦しい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...反対に自国の海軍の大拡張を声明して世界の人にその一大矛盾を掩(おお)うことの出来ないような見苦しい現象のあるのは...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...併(しか)し見渡した所大抵熟練した連中(れんぢゆう)許(ばか)りで然(さ)う見苦しい素人(しろうと)は居ないやうだ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「いけない! 見苦しい」自制して...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...しかし、時々は胡桃の樹も堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒をきらし、その最後の葉を揺すぶり、我が家の黒い鳥を放し、そしてこう言い返す――「くそつぐみ!」樫鳥(かけす)――「のべつ黒装束で、見苦しいやつだ、くろ鶫って!」くろ鶫――「群長閣下、わたしはこれしか着るものがないのです」雲雀(ひばり)L'Alouette私はかつて雲雀というものを見たことがない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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