...彼を見舞うものは不幸であり...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...我慢にも貞世を見舞うなどという事はできなかった...
有島武郎 「或る女」
...遍(あまね)く見舞うのが勤めであった...
泉鏡花 「婦系図」
......
種田山頭火 「其中日記」
...それは母者はよう見舞うて呉れるけれども...
田山花袋 「道綱の母」
...僕はあながち彼の病気を見舞うためではないが...
辻潤 「ふもれすく」
...浅草の親戚を見舞うことは断念して松住町から御茶の水の方へ上がって行くと...
寺田寅彦 「震災日記より」
...再び東京を見舞うだろうということは...
寺田寅彦 「鑢屑」
...この一家を見舞うであろう由を言告(いいつ)げて立去った...
徳田秋声 「あらくれ」
...その後で一緒に病室を見舞うことになった...
徳田秋声 「仮装人物」
...蚊帳(かや)がはずされて若く輝かしい「きょう」の笑顔が私を見舞う...
中勘助 「胆石」
...彼らはただ人に伴われて父の病気を見舞うべく...
夏目漱石 「思い出す事など」
...そこへ春日重蔵の容態を見舞うのは...
吉川英治 「剣難女難」
...……と思うての老婆心」「ありがとうぞんじまする」「つい見舞うても上げぬが...
吉川英治 「私本太平記」
...小右京の隠れ家を見舞うてやったわさ」「ははあ...
吉川英治 「私本太平記」
...よう見舞うてこいとの御諚(ごじょう)でおざる...
吉川英治 「私本太平記」
...師の房(ぼう)を見舞うつもりで来たのであるが...
吉川英治 「親鸞」
...口の津で腫物を病んでいたダルメイダを見舞うという口実のもとに...
和辻哲郎 「鎖国」
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