...貴下が見立てて下すったのを...
泉鏡花 「婦系図」
...顔色をちがへて意見立てをしたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...この師匠の見立てが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...おかげで武部氏は如何にも反教育勅語的な人格に見立てられそうな破目に陥ったというだけである...
戸坂潤 「社会時評」
...覚王院義観僧都あるのみだろう」これは意外な見立てと言わなければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪い見立てだなア」「怒るな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうしても卒中といふ見立てなら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心の臓をえぐっているから即刻息が絶えたことだろうと言う見立てで」主人の久兵衛は背後から言葉を添えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...之をルネッサンスと見立てるのも...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...お父様のお見立てなの? 本当に好いお父様じゃないか...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...所により穀精と見立てた獣を春になって殺し...
南方熊楠 「十二支考」
...同じ猴ながら見立てように随って種々の猴神が建立された...
南方熊楠 「十二支考」
...鹿島神宮と見立て祈願すると勝利を得たからその地を明神として祀り今鹿島と号すと(『郷土研究』四巻一号五五頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...お召しになるかたのお顔によく似合いそうなのを見立てておあげなさいまし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...常着類の柄模様を自分から見立ててやって...
矢田津世子 「女心拾遺」
...全体に老人殊(こと)に老女に見立てた名が多い...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...遣手の女は承知をし「お見立ては」と訊いた...
山本周五郎 「花も刀も」
...釈迦を太陽に見立てるくらいはきわめて小さい方で...
和辻哲郎 「孔子」
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