...また船中で顔見知りのだれかれができる前に...
有島武郎 「或る女」
...九 破廂泰助は昼来て要害を見知りたれば...
泉鏡花 「活人形」
...とく子の顔見知りの人もいるかも知れない...
外村繁 「澪標」
...予が顔を見知りゐたりしとおぼしく...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...以来お見知り置きくださるべえ」「ははあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...顏見知りの門番の親爺が出て來て...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...顔見知りの飾り屋に鑑定して貰うと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...犧牲者達の顏見知りの者でなければなりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中には顔見知りの伊三松...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顏見知りの町内の若い者です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顔見知りの駕籠屋――夜更けて吉原まで飛ぶのを渡世にしている四つ手を一梃さがして来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顔見知りの隣町の指物職人というよりは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...博徒の中に、女が五六人いるうえに、男客の中には、顔見知りの者が、二三にとどまらぬことであった...
火野葦平 「花と龍」
...彼女は街を歩いているうちに自分と同じくらいの顔見知りの人に会うだろうという結論に来るのだね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...モートンの名前は知っておるか」「顔見知りです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...「空(そら)も見知り顔に」といへる文句を挙げて前年『ホトトギス』随問随答欄に弁じたる事あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...お見知りおきください」彼から...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵味方おたがいに、かつて安土に在(あ)る日には、顔も見知りあい、友の交わりをなしていた仲の者も多い...
吉川英治 「新書太閤記」
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