...へいきに見流(みなが)しておった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...この興行物は「見流しもの」といって...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...この興業物は「見流しもの」といって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...義直はその室を見流しながら三階へ通じた階段をあがつて行つた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...気のなさそうな眼を走らしてジロリと少女の顔を見流して...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...鶴見流といってね」「鶴見流ですか……」「あまり聞き慣れない流名だろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...事のなりゆきを他人事(ひとごと)のように見流しているだけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...里見流などの諸流派に岐れ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...一切に絶望し一切を虚無(ニヒル)と見流し...
福士幸次郎 「太陽の子」
...『日本』を取りて先づ一ページをざつと見流し直にひろげて二ページを読む...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...成程ひと目見流しただけでは...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...美しい小雨の中のネオンサインを見流して行くうちに...
夢野久作 「少女地獄」
...ぼんやりと物を見流さないで探奇心の目が光る...
吉川英治 「江戸三国志」
...心地よげに見流した玄蕃は...
吉川英治 「剣難女難」
...解(げ)せぬことを致しておると見流して参ったが...
吉川英治 「剣難女難」
...じろとこっちが横目で見流すと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お吉を睨むように見流して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...エレキテルの機械とかをよいほどに見流してきた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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