...「お月様! お月様! わたしは黒君を見殺しにしました...
芥川龍之介 「白」
...それは父を見殺しにした彼自身に対する怒だった...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...黙って見殺しにしましょうか...
泉鏡花 「悪獣篇」
...武夫君を見殺しにするのですか」「見殺しなんて...
海野十三 「地球盗難」
...見殺しにするか、それとも、わしのような醜い顔になっても、生かして置きたいか...
太宰治 「ろまん燈籠」
...また他方を見殺しにしても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...面白がって見殺しにしているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...逃げ出して私を見殺しにすべきであつたか...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...幸せを見殺しにした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...――みんなが見殺しにできなかったのは当然のことだよ」おふみは口をつぐんだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...同時に女を見殺しにした事実を雄弁に物語っているのだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...大抵他人を見殺しにしたり...
夢野久作 「鼻の表現」
...彼を見殺しにすることは...
吉川英治 「三国志」
...それを見殺しにするは...
吉川英治 「三国志」
...みすみす恩ある叔父を見殺しになすとは犬か畜生か...
吉川英治 「三国志」
...いまやまったく見殺しに捨てられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...お綱を見殺しにするのみか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「その盟友を、見殺しにしては、義に欠ける...
吉川英治 「松のや露八」
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