...彼は見栄坊だから、高級車を買ったと言っているけど、実は借りたものだと聞いたんだ...
...見栄坊な人は、どうしても人の目を気にして、ついつい過剰に物を買ってしまうらしい...
...誰にでも自慢することがあっても、見栄坊の人ほどひどくなることが多い...
...あの人が見栄坊かどうかは分からないけど、少なくとも高級な洋服をよく着ているよね...
...会社の飲み会で、見栄坊な先輩が高級ワインを注文して、自慢話を始めた...
...けれども私の生来の軽薄な見栄坊の血が...
太宰治 「右大臣実朝」
...ずいぶん見栄坊であって...
太宰治 「創作余談」
...私はかなりの見栄坊であった...
太宰治 「チャンス」
...底の浅い見栄坊の町といふ事になつてゐるやうである...
太宰治 「津軽」
...趣味のきわめて悪い見栄坊さ...
太宰治 「未帰還の友に」
...自負心のつまらない問題にばかり気をもんでる見栄坊なのです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...中流以上の家庭の主婦達はかなり見栄坊であることは疑いもない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...でもあたしも見栄坊だから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...すいぶん粋だろうじゃないか」「冗談ばっかし……あなたのような見栄坊が...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...見栄坊(みえぼう)の...
二葉亭四迷 「平凡」
...たしかに彼は法外な見栄坊らしい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...ゴールドスミスは可笑しい見栄坊でジョンソンのとりまきの一人だったのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...見栄坊ぞろいの画家としてはよく率直に語っていると思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...見栄坊だったりする理由からか...
柳田国男 「故郷七十年」
...◇筆者の祖父は馬鹿正直者で、見栄坊で、負けん気で、誰にも頭を下げなかったが、しかし只圓翁にだけはそれこそ生命(いのち)がけで心服していた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...見栄坊許可という事実に堕ちている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...こういう見栄坊な普請主(ふしんぬし)が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...見栄坊な父は、近所の人目は元より家族らにも、母以外には、知られたくなかったのだろう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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