...彼は見栄坊だから、高級車を買ったと言っているけど、実は借りたものだと聞いたんだ...
...見栄坊な人は、どうしても人の目を気にして、ついつい過剰に物を買ってしまうらしい...
...誰にでも自慢することがあっても、見栄坊の人ほどひどくなることが多い...
...あの人が見栄坊かどうかは分からないけど、少なくとも高級な洋服をよく着ているよね...
...会社の飲み会で、見栄坊な先輩が高級ワインを注文して、自慢話を始めた...
...そして自らは知らぬらしいが見栄坊でもあった...
海野十三 「雷」
...けれども私の生来の軽薄な見栄坊の血が...
太宰治 「右大臣実朝」
...「兵隊だって見栄坊さ...
太宰治 「未帰還の友に」
...趣味のきわめて悪い見栄坊さ...
太宰治 「未帰還の友に」
...またごく見栄坊(みえぼう)で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの見栄坊どもか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恩知らずの見栄坊(みえぼう)だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宣伝屋や見栄坊なら...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし姉は生れ付いての見栄坊(みえぼう)なんだから...
夏目漱石 「道草」
...それに恐ろしく見栄坊ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あいつは見栄坊でな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しかもこの冷酷で見栄坊の山師を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...一人の見栄坊な婦人がどうこうということで解決のつくことではないことは...
宮本百合子 「暮の街」
...口惜しくってお気の毒でじれったいのよ」「わたくしが冷たい情のない女ですって」「おまけに高慢で負け嫌いで見栄坊で理屈屋よ」かよは烈しくまくしたてた...
山本周五郎 「風流太平記」
...一種の見栄坊的な保護者で...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...もちろん、見栄坊な彼、「このていでは」と、まだ柳営へも出なかった...
吉川英治 「私本太平記」
...見栄坊な父は、近所の人目は元より家族らにも、母以外には、知られたくなかったのだろう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...また見栄坊であって...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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