...中には「差当り第一巻を見本として送られ度(たく)...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...木材輸出見本として...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」三ホームス牧師は、又或日、植物見本として、ごは/\の草つ葉や、干からびた木の葉を一とくるめに巻きこんだ小包を受けとりました...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...見本として一枚ひきぬいた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...それを見本として雛形(ひながた)を作る...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ついでながら見本としてこの絵本の第一ページの文句だけを紹介する...
寺田寅彦 「火事教育」
...凡そ反唯物論的な見解の見本として注目に値いする...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...思想的エーヤポケットを充たすエーテル的サブスタンスの見本としてのシェストーフ的なものが問題だったのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...現に見本として、誰が書いたかわからないが、昨日借りて置いた素人(しろうと)うつしの一冊「花がたみ」というのから比べると、自慢ではないが、自分の方がずっと出来がよい、絵をうつすにしても、本文を頭に入れて置いてかかるから、作中の人々の気持が多少乗り移るように感じてなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...希望者には実費で頒(わか)ちますから見本としてお持ち帰り下さいというようにしなければ会の性質が分らない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...たとえばはじめ薩州物産の見本として山藍を...
服部之総 「志士と経済」
...外の飾り窓に個々の見本として展覧してあるものが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...ある日本の作家が女性の洗練された話術の感覚の見本としてほめていたが...
宮本百合子 「映画女優の知性」
...隆ちゃんには見本として出来て来たとき真先に送りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...アメリカ作家のキャパシティーのタイプの見本として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...内地を見本としてはいけない...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...僕は氏が自(みづか)ら傑作なりとして世に出した「戦争」と題する長篇の中の一聯(れん)を見本として紹介する...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...見本として送って来た品に過ぎないのでございます...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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