...なぜあんな手紙をよこしました?リンデン だつて...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...その所有物(もちもの)は地に蔓延(ひろが)らず……邪曲(よこしま)なる者の宗族(やから)は零落(おちぶ)れ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...この裏面には継母の邪曲(よこしま)も潜むのであった...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...どんどん送ってよこしますからね...
太宰治 「新釈諸国噺」
...思無邪(おもいよこしまなし)であり...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...心邪(よこしま)なる者の修法は...
直木三十五 「南国太平記」
...ここまでつけてよこしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...またあのみずてんがすんなりと渡してよこしましたかね」「そいつだ」「そうらごらん!」お蘭は...
中里介山 「大菩薩峠」
...じゃ小川をよこしますかなとまた聞いたら...
夏目漱石 「三四郎」
...酒屋の小僧さんに頼んで伝言(ことづて)をよこしました」お芳の顔はさすがに緊張して蒼くなります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...邪(よこしま)と嫉(ねたみ)とがもつれあつた偏執(へんしふ)...
平出修 「夜烏」
...また言ッてよこしました」「なんッてネ」「ソノー気心が解らんから厭だというなら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...よこしまな眼と顔に出ていたもの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...すると青年は自分でとって一つづつ二人に送ってよこしましたのでジョバンニも立ってありがたうと云ひました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...撫子(なでしこ)の花を使いに持たせてよこしましたよ」中将は涙ぐんでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よこしまな心はその人を呵責する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二心ある・よこしまな・行為は決して勇気と呼んではならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中には邪(よこしま)な者もあったであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
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