...その邪(よこしま)な情欲に...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...この裏面には継母の邪曲(よこしま)も潜むのであった...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...今天から八咫烏(やたがらす)をよこしましよう...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...よこしまではないと思いながらも...
太宰治 「斜陽」
...思い邪(よこしま)無し...
太宰治 「パンドラの匣」
...よくそう言ってよこしますけれど...
徳田秋声 「黴」
...そう言っていま持たしてよこしますから」「どうも御苦労さま」がんりきはお絹の横顔を見ながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...あしきおこなひをする勿れわれはやさしきひとなればよるも楊柳(やなぎ)の木影にうち伏しひとり居てダビテの詩(うた)をうたひなむわれは巡禮悲しき旅路にあるともわが身にそへる星をたのみてよこしまの道をな歩みそたとしへなく寂しけれどもよきひとはみなかくある者ぞかしわれはいとし子み神よ...
萩原朔太郎 「神に捧ぐる歌」
...そのためにすべてが美しかつたやうで悲しい氣もちです」などと書いてよこしました...
堀辰雄 「七つの手紙」
...すると青年は自分でとって一つづつ二人に送ってよこしましたのでジョバンニも立ってありがたうと云ひました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...短い原稿をよこしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...よこしまな精神がふるう横暴の第一の基礎となるものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...はずれるとその男をよこしまで憎むべきものであるとし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よこしまな人間だって真理を説くことがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二心ある・よこしまな・行為は決して勇気と呼んではならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...心よこしまな時は...
吉川英治 「江戸三国志」
...沢山な捕虜(とりこ)をみな放してよこしました」と...
吉川英治 「三国志」
...双(ならび)ヶ岡(おか)の法師へ使いをよこしましたので...
吉川英治 「私本太平記」
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