...夜となってはほとんど見晴らしが利かない...
大阪圭吉 「白妖」
...中央に小学校らしいものの聳(そび)えている村を一眸(いちぼう)の下に見晴らした...
橘外男 「逗子物語」
...むさくろしい家ですけれども見晴らしのよいことは北京楼以上です...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二人は三河島の方を見晴らした崖の掛茶屋の前に廻つて來た...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...静かな大ホテルが庭から海を見晴らしている...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...それからあの見晴らしのいい露台に出てゆっくり休息するつもりで煙草(たばこ)に点火したとたんに...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...下は赤城(あかぎ)より上毛(じょうもう)の平原を見晴らしつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...閑静な見晴らしのいいところでございますよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いま頂上の見晴らしのよいところへ来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...大見晴らしから小仏の五十丁峠で...
中里介山 「大菩薩峠」
...東には海を見晴らし...
中里介山 「大菩薩峠」
...登るにつれて見晴らしもよく...
野村胡堂 「胡堂百話」
...見晴らし窓に面したグレーのソファに腰を下ろした...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...裏町の屋根を見晴らした二階の廊下に出た...
夢野久作 「冗談に殺す」
...すばらしい見晴らしのある所でございますよ...
吉川英治 「江戸三国志」
...見晴らしの亭(ちん)を打ちこわし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだ湯どうふ屋の見晴らしに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見晴らしの佳(い)い場所に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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