...御目見料はいくらですか?...
...処で其時分は見料が廉(やす)いのだけれども...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...見料(けんりょう)一回につき金三十円なり...
海野十三 「金属人間」
...見料大人と小人との別あり...
小穴隆一 「二つの繪」
...星を売り月を売る商売をはじめます(天体望遠鏡を覗かせて見料を取るのださうである)...
種田山頭火 「行乞記」
...その代り見料は少し高(たこ)ござんすよ...
徳田秋声 「縮図」
...第一に見料の上高(あがりだか)を早く勘定して見たかつたのだ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...けふなんぞは見料が百三十タアレル取れたのです...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...もし一日に十万タアレルの見料が這入るとすると...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...お前さんの刺青の見料(けんりょう)さ...
富田常雄 「刺青」
...若干の茶代と見料(けんりょう)とを置いて一行はこの茶屋を立ち去ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...このあいだ紙入(かみいれ)を落したとき十二文の見料(けんりょう)を出して訊くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此間紙入を落した時十二文の見料を出して訊くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「見料(けんりょう)を払ったじゃねえか」と私は答えた...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...六月頃にその実の熟し時を見料らいそれを採り入れて乾かしソバ殻の代用としてこれを茶枕に容(い)れ用うる事があるので私もこれを実行して見た事があったが...
牧野富太郎 「植物記」
...見料先払いでその画を観せ...
南方熊楠 「十二支考」
...御家宝拝見料で食わなくなる方が将来清新な...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼女は五円の会見料を納めたあと...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...見料は金一両だなんて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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