...今夜かぎりわたしは倉地に見放されるのだ...
有島武郎 「或る女」
...人間が日光から見放されるほど辛いことはないのは誰しも理窟では分かつてゐることですが...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...こいさんも本家や分家から見放されるようになるでしょう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...こないになったら誰にかて見放されるのん当り前やし...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...親には見放される...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...実家からさえも見放されるようになった経緯(いきさつ)...
徳田秋声 「仮装人物」
...従って社会的経済生活からも見放されることになるという...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...欽吾には見放される……」「だからね...
夏目漱石 「虞美人草」
...ここで銭形の平次に見放される心細さを考えないわけには行きません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こゝで錢形の平次に見放される心細さを考へないわけには行きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あなたにまで見放されるのでは...
久生十蘭 「西林図」
...御贔屓(ごひいき)の旦那様からは見放されるしでね...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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