...それが済めばもうこの進化は見掛け上終局する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...自分もその頃余り表へ出なかったから大杉を見掛けないでも格別気にも留めなかった...
内田魯庵 「最後の大杉」
...男は新潟で見たやうに外套を二重に着て居るのは見掛けません...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...見掛けの堂々たるお方だとばかし思つてゐましたので...
薄田泣菫 「茶話」
...お見掛けしたお顔だが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...往来などで見掛けても...
太宰治 「人間失格」
...三年まえきたとき見掛けたよりは...
徳永直 「冬枯れ」
...お見掛け申したる上は...
直木三十五 「南国太平記」
...この時候には滅多に見掛けない屋根船のもやっているのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お嬢さんを見掛けなかったと言いますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――」「見掛けよりは悧口だつて言つたんだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...言ひたいと思つたことまで喉(のど)へ引つ込んでしまひますよ」この老人見掛けに寄らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼の女を見掛けた事...
松永延造 「職工と微笑」
...ちよつと見掛けは偉さうだよ...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...どうしてお関夫婦も此那見掛けからして利口でないに定まった様な男を養子にする積りに成ったのだろう...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...この土地では見掛けないやうだが...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...子供には見掛けない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...見掛けほど元氣ではなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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