...この見得を切るのが大杉を花やかな役者にもしたが...
内田魯庵 「最後の大杉」
...此の目玉に隈(くま)を入れて舞台で彼が見得を切る時...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...いたるところで見得を切る...
竹久夢二 「砂がき」
...大仰(おおぎょう)な見得を切る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...まだ奇天齋風情の脅(おど)かしには驚かねえ」庵平太郎はさう言つて見得を切るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちょっかいを出す親分じゃねえ」八五郎は精いっぱいに見得を切るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家が益々傾いて来たんだつてね? 長男が何となく見得を切るのが悪いさうなんだよ...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...さう云ふ見得を切るのが得意の小原田参四郎と称ふ三百代言人であつた...
牧野信一 「沼辺より」
...左様な見得を切るのが得意であつた...
牧野信一 「沼辺より」
...決して立ち上がって見得を切ることはなおさら邪道として許されなかった...
正岡容 「寄席」
...目をくりくりやって見得を切ることなぞ...
三浦環 「お蝶夫人」
...平気で見得を切る度胸...
山本笑月 「明治世相百話」
...そう大見得を切ることはあるまい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼が見得を切ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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