...どういう話のキッカケからであったか平生(いつも)の話題とは全(まる)で見当違いの写真屋論をした...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...あらゆる見当違いな見かたはしているが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...普通に家が立派で雑作の安いのを選ばんとするものは大なる見当違いである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...さすがは一流紙だけあって多少の見当違いはあるにせよ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...後に見当違いが吾々の問題――空間概念の分析――に於て...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...空間は全く見当違いな仕方で片づけられる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...やや見当違いの方面へ多少誇張して考えられそうに思われてならないので...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...意外に現実問題に対して見当違いなバカ学者であったり...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...見当違いの方(かた)に無闇(むやみ)に有難がっていることもあり得ると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...もう少し若いのでは誰だろう」「浄瑠璃の今井一中(いまいいっちゅう)がうまいって言いますよ」「少し見当違いだな」今井一中は都一中のこと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こいつは見当違いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三輪の万七親分は大喜びで縛って行きましたよ」「勘六を縛った見当違いを取返したかったろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たいへんな見当違いだった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こんなことでこの真名古がやっつけられると思ったら大変な見当違いだ...
久生十蘭 「魔都」
...申すようなことは国を治めることを知らぬ見当違い...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...我国の学者はトンデモない見当違いをしたもんだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...人民同士が互に不幸への憤りを見当違いにぶっつけ合って苦んでいる間は...
宮本百合子 「女の手帖」
...飛んでもない見当違いになってしまっているではないか……...
夢野久作 「鉄鎚」
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