...それに対してさへも世間一般の有象無象の何の根拠もない「うわさばなし」に乗せられて妙な見当ちがいなことばかり云つてゐる人たちに何で本当の理解が出来やう...
伊藤野枝 「最近の感想」
...私の小説に就(つ)いて全く見当ちがいの悪口を言うのでした...
太宰治 「美男子と煙草」
...そうして凡庸な探偵はいつも見当ちがいの所へばかり目をつけて...
寺田寅彦 「科学と文学」
...見当ちがいなことをいってらっしゃるようですわ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...見当ちがいの焼餅だわな...
直木三十五 「南国太平記」
...そういう噂はすべて甚だしく見当ちがいであった...
中村地平 「霧の蕃社」
...まるきりの見当ちがいかと存じられます」「はて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まるっきりの見当ちがい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...見当ちがいな忠告をしたり...
久生十蘭 「あなたも私も」
...見当ちがいな隠語(アルゴ)まじりかなんかでやるんですから...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...どうやら満寿子さんはすこしばかり見当ちがいなほうを睨んでいるようだ...
久生十蘭 「だいこん」
...キャンデーぐらいで釣れると考えているならたいへんな見当ちがいだ...
久生十蘭 「だいこん」
...それは見当ちがいというものですよ」と...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...ほんとになんという見当ちがいであろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...まるで見当ちがいという風に思っているのではなかったのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しばしばたくさんの見当ちがいを見出した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって見当ちがいな賞賛をし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはむしろ見当ちがいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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