...私の小説に就(つ)いて全く見当ちがいの悪口を言うのでした...
太宰治 「美男子と煙草」
...全然見当ちがいの観察ではあるまいか...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...文芸を語っても見当ちがいの臆断が少なくないようである...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...しかしこれは少し書物というものの本質を誤解した見当ちがいの空想であると思われる...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...見当ちがいのことをわめき立てるけれども...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そしてそれが見当ちがいで...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...必要もない見当ちがいなことばかり考えているのに気がついて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...われわれの身にとってはなはだ見当ちがいであるごとき感を与えることが多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...まるきりの見当ちがいかと存じられます」「はて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それは見当ちがいで...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...みなびっくりするほど早く大きくなられます」見当ちがいな返事だけど...
久生十蘭 「だいこん」
...それは見当ちがいで...
久生十蘭 「蝶の絵」
...たいへんな見当ちがいだったようである...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...見当ちがいだ」石田氏が冷淡にはねつけた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...第四章 ほんとうの目あてがつかまらないと霊魂はその激情を見当ちがいの目あての上に注ぐこと(a)われわれの仲間の一人で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よく見当ちがいの肩書をかぶせては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「お気の毒だがそれは見当ちがいだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...実はまるで見当ちがいなもので...
吉川英治 「八寒道中」
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