...それらの点に行くとさらに見当がつかない...
有島武郎 「片信」
...まったく見当がつかない...
海野十三 「深夜の市長」
...全く見当がつかない...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...どっちに往(い)ったら村に出られるやら見当がつかないことがしばしばある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どうも見当がつかないのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...丘陵の上にあるハコネ(駅)から見おろすと、視界はことごとく雪と氷で蔽(おお)われていて、どこまでが陸で、どこからが海か、見当がつかない...
高見順 「いやな感じ」
...これからの修行が何十世紀かかるかこれはだれにも見当がつかない...
寺田寅彦 「災難雑考」
...どういう心持ちであるのか全く見当がつかない...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...山の両側から掘って行くトンネルがだんだん互いに近づいて最後のつるはしの一撃でぽこりと相通ずるような日がいつ来るか全く見当がつかない...
寺田寅彦 「春六題」
...しかしそのうちのどっちだか見当がつかないので...
夏目漱石 「三四郎」
...苦しいのだかありがたいのだか見当がつかない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まるで見当がつかないんだが――」「そいつは六つかしいよ」平次は気のないことを言うのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...林田には見当がつかないので...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...どうしていいか見当がつかないが...
久生十蘭 「ノア」
...そちらはそちらでモデル君が何処へ雲がくれをしてしまつたのか皆目見当がつかないし...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...それも全くなんとも見当がつかない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...――としが幾つであるかは見当がつかない...
山本周五郎 「季節のない街」
...どんなからくりなのか見当がつかない...
山本周五郎 「その木戸を通って」
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