...全く見当がつかない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...どこからきこえるのかも見当がつかない...
海野十三 「恐竜島」
...見当がつかない……」オーキー学士はしきりに喋っている...
海野十三 「地球発狂事件」
...「君にもまだ見当がつかないと見えるね...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...彼はそれがどんな極端に――狂気にさえ――みちびくか見当がつかないであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「錯覚」を食って生活している人がどのくらいあるかちょっと見当がつかないのである...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...山の両側から掘って行くトンネルがだんだん互いに近づいて最後のつるはしの一撃でぽこりと相通ずるような日がいつ来るか全く見当がつかない...
寺田寅彦 「春六題」
...誰がどうとも見当がつかないでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたしには見当がつかないんですけど...
久生十蘭 「猪鹿蝶」
...どうしていいか見当がつかないが...
久生十蘭 「ノア」
...」つぶらな黒曜石のような眼で、奥の方をすかして見たが、黒々とした崖が、艦の行手をさえぎるように聳(そび)え、どこまで行ったら、ひろい入江へ出るのか、見当がつかない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...ほんとうは人称がないので私には見当がつかない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「うん……ますます見当がつかないんだ」「そんなことばかし言って……」彼女はそんな私の本気とも冗談ともつかないような態度にとうとう腹を立てたように見える...
堀辰雄 「美しい村」
...それだから仕事(しごと)の予定(よてい)も肥料(ひりょう)の入れようも見当がつかないのだ...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...でも何だか男の子の名は変に見当がつかない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の疲れ方が見当がつかないところがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だが、この紛雑(ふんざつ)した世相のどこへ一体自分を投げこんだら正しいのか、彦太には、見当がつかない...
吉川英治 「脚」
...途々(みちみち)、聞きあつめた噂を綜合してみても、なんのために、何者が、彼女を拉(らっ)して行ったのか、見当がつかない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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