...さて何のことだかさっぱり見当がつかない...
海野十三 「太平洋魔城」
...まるで見当がつかないことが起った...
海野十三 「地球要塞」
...まるで見当がつかない...
太宰治 「正義と微笑」
...その性格に全然見当がつかない...
太宰治 「パンドラの匣」
...はあて」「なに実は私にも見当がつかないんだ」かくてフランボーはだんまりのまま惧(おそ)る惧る何分かの間掘りつづけたが...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...しかしそれまでにどれほどの歳月がたつであろうかという事については全く見当がつかない...
寺田寅彦 「怪異考」
...行く先がどういうふうに成り行くものか見当がつかないで...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...厚ぼったい敷布を二枚、上に夜着と羽根布団、それらの柔かな綿の中に、すっぽりとはいっているので、どこに胴体があるのか四肢があるのか、見当がつかない...
豊島与志雄 「白木蓮」
...今でも、昆布を求めようとすると、見当がつかない...
直木三十五 「大阪を歩く」
...どれが正しいのか一向見当がつかない...
中島敦 「文字禍」
...どこまでつづいているのか見当がつかない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...どうなるんだか見当がつかない」三四郎は...
夏目漱石 「三四郎」
...親分が来ても見当がつかないだろうと思って」それで八五郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるっきり見当がつかないわけじゃない」「?」「お前にばかり物をいわせるのも能じゃないだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まったく見当がつかないのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...みんなどうして生きて行つてゐるのかまるで僕には見当がつかない...
原民喜 「鎮魂歌」
...「うん……ますます見当がつかないんだ」「そんなことばかし言って……」彼女はそんな私の本気とも冗談ともつかないような態度にとうとう腹を立てたように見える...
堀辰雄 「美しい村」
...そも何者で? なんの目途(もくと)? すべて孫兵衛には見当がつかない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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