...非常な見幕(けんまく)でした...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...なぜ黙って別に三千円を借りようとするのだ」膝(ひざ)を乗り出す武男が見幕の鋭きに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...お慈悲に室を借りてやるというような見幕で...
豊島与志雄 「変な男」
...馬鹿々々しい」長次郎は飛んでもない見幕でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬鹿馬鹿しい」長次郎はとんでもない見幕でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この見幕では粘(ねば)つてゐたところで寶搜しの相談などには乘つてくれさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...覺悟しやがれ」「へエ」平次の見幕の凄まじさに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――大変な見幕で」お組と掴み合いの喧嘩をした後の紛々たる忿怒は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その見幕(けんまく)に...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...反対すると海へでも飛びこみかねぬ見幕だから...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...「まアいいから案内したまえ」それとも踏み込もうかといわぬばかりの見幕...
久生十蘭 「魔都」
...被告の見幕に恐れをなして...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「……何コン畜生……ごりらタア何の事だ……」「……知らんがナ……」と子守女(こもり)たちは見幕に恐れて後退(あとじさ)りをした...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...物凄い見幕で立ちはだかっている...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...紅木大臣の見幕があまり恐ろしいので...
夢野久作 「白髪小僧」
...青眼先生も紅木大臣の見幕に驚いて...
夢野久作 「白髪小僧」
...そ……そいつはドウモ……」「出来んと云うのか」吾輩の見幕を見た羽振医学士がブルブル震え出した...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...憤激(いかり)の余り肩で呼吸をしている呉羽の見幕に辛うじて対抗しながら...
夢野久作 「二重心臓」
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