...見切りのいいもの等は...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...十一時にもう見切りをつけ...
海野十三 「密林荘事件」
...あっさりと見切りをつけて結局このけんかはもの別れになるらしい...
寺田寅彦 「映画「マルガ」に現われた動物の闘争」
...いい加減見切りをつけて...
徳田秋声 「仮装人物」
...まだ本統には見切りをつけていない秋本との交渉を...
徳田秋声 「仮装人物」
...見切りをつけたような笑いを最後に残して...
豊島与志雄 「立枯れ」
...私はもう真っ平御免蒙ります」「大層な見切りようだね」「世の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それ位で見切りをつけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私には見切りをつけた...
葉山嘉樹 「氷雨」
...そがあな男は早よ見切りんさい」「見切るかも知れんけえ...
火野葦平 「花と龍」
...おれも、ブレツをお前たちに渡しや、もう仕事もないから、いゝ加減、見切りをつけて、此(こ)の城を立退(たちの)くんだ」「だが、只(ただ)、くたばらせるのは惜しいな...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...今井 どうせ負け戦だと見切りをつけたのか? ……裏切者だ!仙太 何とでもいうがいい...
三好十郎 「斬られの仙太」
...食うだけが精いっぱいという生活に見切りをつけ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...本枝和解が望みなしと見切りをつけられたからと思います」「見切りをつけたという事実があるのか」「つい先日」と大助は部屋の隅にある机をかえり見た...
山本周五郎 「新潮記」
...「東京全部」に見切りをつけて郷里へ帰ってしまった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...この山中も面白くないと見切りをつけたか...
吉川英治 「剣難女難」
...「やむを得ぬ儀」彼は忽ち見切りをつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...こいつは逃がすわいと見切りをつけていたんだ」「え...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索