...自分を一人の平凡人であると見切りをつけて...
有島武郎 「親子」
...荒れ果てた畑に見切りをつけて鮭(さけ)の漁場にでも移って行ってしまったのだろう...
有島武郎 「カインの末裔」
...私はもうそういう方面に実は見切りをつけまして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...もはや見切りを附けるところか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その時以来彼はそんな生活に見切りをつけた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...庸三も一概に見切りをつける気にはなれず...
徳田秋声 「仮装人物」
...桂庵(けいあん)に喰われて一二年で見切りをつけてしまう人もあるわ...
徳田秋声 「縮図」
...鬱陶しいこの古家の改築に見切りをつけて...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...それより先に新聞の方がこの運動に見切りをつけて了うのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼はオリヴィエのことはもう見切りをつけて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...七兵衛もいいかげんに見切りをつけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...完全な六華の結晶は一応見切りをつけて...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
......
仁科芳雄 「ユネスコと科學」
...いつまでいても無駄だ」暗くなると平次はもう見切りを付けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はもう真っ平御免蒙ります」「大層な見切りようだね」「世の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ついには一冊一ペニイの安値で古本屋の見切り本の箱の中にならべられる運命となった...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...見切りをつけたんじゃ」マンは...
火野葦平 「花と龍」
...同将軍を支持する国が無くなったので見切りを付けて...
夢野久作 「焦点を合せる」
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