...自分を一人の平凡人であると見切りをつけて...
有島武郎 「親子」
...早く見切りをつけ...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...すっぱりと見切りをつけてしまおうとする彼の腹が...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...誰もが人の才能や運命に見切りをつけてはならなかつた...
徳田秋聲 「和解」
...懇意な家でさえこうだから……と見切りをつけて...
豊島与志雄 「変な男」
...わたしは大して面白い話もなかろうと見切りをつけて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...この辺で見切りをつけようじゃねえか...
中里介山 「大菩薩峠」
...それ位で見切りをつけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幕府(タイクン)は完全に見切りをつけられ...
服部之総 「尊攘戦略史」
...社会に対してすっかり見切りをつけてしまった筈なのに...
原民喜 「蠅」
...好い時に見切りをつけなすった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちゃあんと見切りをつけているのだが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...こんな処には見切りをつけて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...食うだけが精いっぱいという生活に見切りをつけ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...修羅の巷だといふところに早く見切りをつけてしまつたわけであります...
吉川英治 「折々の記」
...西行法師のやうに見切りをつけてしまふわけにいかないところに...
吉川英治 「折々の記」
...ゆうべ限り六波羅方に見切りをつけて...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏は見切りをつけて...
吉川英治 「私本太平記」
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