...しかしわかる人が見れば何でもなく直ぐ見分けがつく...
會津八一 「支那の明器」
...洋服姿の田川夫妻がはっきりと見分けがつくほどの距離に進みよっていたので...
有島武郎 「或る女」
...きっと見分けがつくと思いますよ」「なるほど...
海野十三 「崩れる鬼影」
...警視庁のおまわりさんにも見分けがつくんだよ」このとき帆村の頭のなかには...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...遠くから見渡した時にすぐ見分けがつく...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...任意の範疇が科学的に役に立つかどうか、即ち又それが科学的真理への用具であるかどうかは、それが技術とどうポジチブに連関出来る手懸りを示すかを見ることによって、見分けがつく...
戸坂潤 「技術の哲学」
...他人から聞かない中から見分けがつくようになった...
戸坂潤 「社会時評」
...辛うじて見分けがつくほどの人影が...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...分針の動いているのまで見分けがつくのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...上のほうの薄暗がりと煙と塵(ちり)とのなかで見分けがつくかぎりでは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...これらの観念は二直線の見分けがつく傾きを常に仮定している...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...すぐに見分けがつく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...これはもっとたやすく見分けがつく...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...直ぐに他の瓜類とは見分けがつく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...メルバの独唱だのアンビル・コーラスだのいろいろ見分けがつくようになり...
宮本百合子 「きのうときょう」
...当地においてすら事物の見分けがつくほどでございました...
武者金吉 「地震なまず」
...僕はそれで明るい所と暗い所の見分けがつくからだ...
村山籌子 「みみず先生の歌」
...おまけにそれがみんなちゃんと見分けがつくように...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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