...私を見出したお前は先ず失望するに違いない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それを酒の中に見出した酔漢と...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...漸く蕨を入れたる叺を見出したる事あり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...酔うて乱れない樹明を見出したことが何よりもうれしかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...彼は静寂のうちにただ一人ぽつねんとしてる自分を見出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして思いもかけない美点を彼女のうちに見出した驚きを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はまたコリーヌの面影を見出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...楽しむことの大なる意味を見出し...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠火の光にあおられてありありとそれを見出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...絹子は玄關にどこか見おぼえのある男の帽子と靴とを見出した...
堀辰雄 「聖家族」
...やはり母の一言一言に小さな反抗を感ぜずにはいられない自分を見出した...
堀辰雄 「菜穂子」
...英介の書類の箱から見出した...
牧野信一 「淡雪」
...年少の日の圓朝が切磋琢磨の修業の上に自分自身を見出したことによって初めて私は...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...我々が一義的に見出し得るのは現象における法則であり...
三木清 「哲学入門」
...社会主義を見出している...
宮本百合子 「あとがき(『二つの庭』)」
...長らく疑問のままに捨てていた中世紀の暗さの中から見出した手応えある光った鍵ともいうべきものだった...
横光利一 「旅愁」
...さる呉服屋の中に見出して捕まえてみると...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...上掲のすべての貨物及びその他の多くの貨物のより少い分量と交換されることを見出し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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