...僕は最も調和のとれた独歩を――或は最も幸福だつた独歩を「鹿狩り」等の小品に見出してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...我国にそれと同じものを見出し得ぬ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...まだ本当につきつめた自分をば見出し得ないでゐる...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...見出しは「富田博士の無罪を証明す」というので...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...フランシス・ベエコンに見出した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...とそういう感じを起すところに秋風の趣を見出したのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...二人はその家に林を見出して全く意外の感に打たれた...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...ようやくその正体を見出した時は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...全体に『心』といふ見出しを付けても差支(〔さしつかえ〕)ないやうに思つたので...
夏目漱石 「『心』自序」
...現実に見出しがたきが為めに...
夏目漱石 「文芸とヒロイツク」
...そうして翌日(あくるひ)静かに水面に浮いている一尺(しゃく)余りの緋鯉を見出した...
夏目漱石 「道草」
...平次は部屋の隅つこに見出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...随所にひたひたと迫られる流麗なる情感を見出して...
牧野信一 「月評」
...そういうあぶなっかしい教師しか町では見出し得ない事に困惑した父親が娘の願をきいて...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...このこととなると曖昧と矛盾とにおちいらないどんな表現をも見出しえないというのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...六人を見出しました...
吉川英治 「江戸三国志」
...同情者を見出したので...
吉川英治 「黒田如水」
...おれの死に骸(がら)からあの一帖を見出した時には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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