...形の上の或る発達した美しさだけに多少の興味を見出し得たようであった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...という見出しでございました...
太宰治 「燈籠」
...自然哲学に歴史的過程という弁証法の根本性質を見出したものは...
戸坂潤 「科学論」
...昔は流血の中に正義を見出して良心のやましさを感じることなしに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼はまだとうてい自己を完全に見出してはいなかったから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われわれの知覚の中に」見出し...
中井正一 「言語は生きている」
...また素敵(すてき)なものを見出して喜んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...R・L・S・式なものを見出して...
中島敦 「光と風と夢」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...珠玉のような愛嬢クララを見出したのは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...見出し附のカードをもった思想であるから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...多くの点でわかり合えるような人間をここに見出したということであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...はからずもお前たちの一家のものを見出した...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...さつき叔母の提言したことだけをしきりに考へてゐるばかりの自らを見出した...
牧野信一 「公園へ行く道」
...そこに私の住む音の世界を見出して...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...プラトンは両者の中間に中庸の哲学を見出した」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――夜光の短刀を見出した時は...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼はまだ不備を見出していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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