...次にキイの第二字Rを縦のアルファベットの中から見出し...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...午後は散歩、うらうら春を歩いた、御堀まで歩いて、W家を見出して、中学時代の回想に耽つた、あれから四十年、その部屋は昔のまゝに残つてゐた...
種田山頭火 「其中日記」
...神と正義を見出しもしよう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ひどく憔悴(しょうすい)したような虚子の顔を見出したことも...
寺田寅彦 「高浜さんと私」
...学問の性格をその対象に於て見出し...
戸坂潤 「科学方法論」
...人形や木彫の玩具などの画帳を一つ見出して...
豊島与志雄 「好意」
...その死によって見出したのである...
豊島与志雄 「道化役」
...子規氏が地方からの出吟者で傑出した三人を見出した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一方女性は自らの職業を見出し...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...此(こ)の場合の彼の感動には多くの誇張が含まれていることを私は見出し...
中島敦 「虎狩」
...二人の見出したものは...
中島敦 「妖氛録」
...楽に踏む余地を尺寸(せきすん)に見出して...
夏目漱石 「虞美人草」
...意味の完全なる連絡とては見出し難く...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...君はその愛人のなかに神を見出し...
原民喜 「災厄の日」
...小見出し「忠臣蔵ロッパ他」といふのが目について読んでみると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...弦之丞と万吉を見出して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...涎(よだれ)をながして眠っている見つけない人間をも見出し...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――右門はまだ生きている自分を見出したよりも...
吉川英治 「柳生月影抄」
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