...見兼ねるような窮境を郷里に報じてやっても近親の者等は案外冷淡で...
寺田寅彦 「障子の落書」
...じつを申せばあまりと見兼ねる振舞いが多いからなんでございますよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...人様の裸になっているのを見るに見兼ねるのがピグミーの気性でしてね...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次は見兼ねる樣子で顏を反けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は見兼ねる様子で顔を反(そむ)けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...母のおたきは見兼ねるように...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
便利!手書き漢字入力検索