...ダリヤを見入る...
石川啄木 「悲しき玩具」
...すつかり変つたあたりの光景に不思議さうに見入るだらう...
薄田泣菫 「独楽園」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...写真に見入ると、それは健康な晴れやかな彼女ではなくて、病相の弱々しい淋しい彼女である...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...太平洋に散布してる島々を見入る時...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...敵の十五人の一々があたかも深い数学のごとく黙々とそのあるべきプレイの位置に動いているのを見入る時...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...思わず写生の筆をとどめて見入ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...欄干(らんかん)に乘出してヂツと此方を見入るのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次を見入るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もはや何も見入るものがない...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...くろぐろと流れてゐる大川に見入るやうなことがあつた...
堀辰雄 「水のほとり」
...それから噴水池の金魚にじっと見入る姿を装った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...橘をひたと見入るばかりであった...
室生犀星 「姫たちばな」
...寧ろ呆氣に奪られて見入る時がありませんか...
室生犀星 「帆の世界」
...彼の魂の底まで見入るやうな漂ふ眼つきだけで...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ただ見入るばかりだった...
吉川英治 「私本太平記」
...虹に見入る大人の顔は子供に近くなっている...
吉川英治 「随筆 新平家」
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若山牧水 「樹木とその葉」
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