...そして屋根と柱との壁間に刻まれた白鳩とアカンザス模様の見事さ! しかもこの殿堂は...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...これほどの見事さを...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...「いや、牧氏の無事と、七八人も斬られたのと、斬口の見事さと、残らず殺されたのと、これだけじゃ」「同じじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...髮の見事さは誠に輝くばかりである...
中島敦 「盈虚」
...素直に伸びた翅(はね)の見事さ...
中島敦 「狼疾記」
...この出来立ての雪は天然の雪よりも一層の見事さである...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...すべての線の躍動する見事さ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あまりの見事さに平次も暫らくは言葉もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女ながら万兵衛に代って内外を切って廻す腕前の見事さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家具調度の見事さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い娘にしては思ひ切つた見事さです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唇(くちびる)のカツトの見事さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...稼業柄で木口(きぐち)の見事さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見てゐる多くの仏人たちはその見事さに手を拍つて悦んだ...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...白い毛をどんなに波うたせ、どんなに眼をキラキラさせ、尻尾をどんなに房々とゆすりながら、ロボーの見事さ、美しさに傾倒するでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのとき眼に映った一瞬の聖衣の揃った見事さは...
横光利一 「旅愁」
...」あまりの見事さにしばらくは珍らしく...
横光利一 「旅愁」
...右の手紙といふのは、一枚漉(ず)きの、いはゆるキラズと呼ぶ和紙数枚にしたためた行書であつたが、その見事さは、いきなり若いわたしの心を打ち、わたしは数金を投じてただちにこれを額に仕立てずにはゐられなかつた...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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