...改作二句(源三郎居即事)・吠えて親しい小犬であつた・まづ朝日一本いたゞいて喫ひこむ□・旅はきらくな起きるより唄・雨をよけてゐるラヂオがきこえるハジカレたが菊の見事さよ(ハジカレは術語...
種田山頭火 「行乞記」
...「いや、牧氏の無事と、七八人も斬られたのと、斬口の見事さと、残らず殺されたのと、これだけじゃ」「同じじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...しかし実に伸(の)び伸びと発達した見事さである...
中島敦 「弟子」
...こうした出処進退の見事さはいまだ判らぬと見える...
中島敦 「弟子」
...素直に伸びた翅(はね)の見事さ...
中島敦 「狼疾記」
...デザートの果物皿と対照した見事さというものはありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...家具調度の見事さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...息づくような見事さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまりの見事さに平次も思わず感歎の声をあげました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それにしても調度の見事さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唇(くちびる)のカツトの見事さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叔父さんによくお礼を申し上げて?」加奈子の抱き上げた人形の見事さに...
野村胡堂 「眠り人形」
...その扱いかたの見事さに...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...おそらくHの腕だつて彼自身が誇る程の見事さではないのだらう...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...女としての咲きかかった花の美しさ、自覚の底に揺れ揺れている娘の感覚と、女としての夕やけの美しさ、見事さ、愁いと知慧のまじりあった動揺の姿とが、どんな人生の絵をつくり出すかということは、情痴の一面からではあるがモウパッサンが「死よりも強し」のなかなどで描いている...
宮本百合子 「雨の昼」
...彼の見事さというものは...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...そういう宇宙的献身の見事さや潤沢さは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのとき眼に映った一瞬の聖衣の揃った見事さは...
横光利一 「旅愁」
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