...赤蜻蛉(あかとんぼ)もツイとそれて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...逆蜻蛉を打つと皆引込んでしまった...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...逆蜻蛉を見たいとも思わなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...竹蜻蛉(たけとんぼ)のようにね...
海野十三 「宇宙戦隊」
...火の雫のような赤蜻蛉を配ったものだった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...四畳半三間の幽居や小米花(こごめばな)昭和九年四月十四日 蜻蛉会...
高浜虚子 「五百句」
...殘り惜げに欄干(おばしま)の邊(ほとり)に蛉※(さすら)ふも長閑(のど)けしや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...私の窓へもいろ/\のものが来てくれる、蝶、蜻蛉、蜂、蜘蛛、それから雀、百舌鳥、――蠅と蚊とはおことはり...
種田山頭火 「其中日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...蜻蛉(とんぼ)や鴉(からす)が飛行中に機関の故障を起して墜落するという話は聞かない...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...赤蜻蛉(とんぼ)がすいすいと池の面(おもて)をかすめて飛び交って居る...
富田常雄 「面」
...使い残りの紅皿を姉にねだって口のはたを染めながら皿のふちに青く光る紅を溶(とか)して虻(あぶ)や蜻蛉(とんぼ)の絵をかいた...
中勘助 「折紙」
...この「蜻蛉日記」に於いては...
堀辰雄 「七つの手紙」
...蜻蛉が水の上に産卵する光景を髣髴させたり...
牧野信一 「蝉」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...盛んに飛びまわる色々の蜻蛉(とんぼ)...
柳田国男 「海上の道」
...日のかん/\照つてゐる庭さきには子供が三人長い竿で蜻蛉を釣つてゐる...
若山牧水 「岬の端」
...また体をかがめて蜻蛉の羽を両手にかいこむ愛らしいしぐさや...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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