...それこそ見上げるような大きな鳥になってとんでいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...見上げるような高橋が...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...見上げるような巨船だ...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...余は居士の霊を見上げるような心持で月明の空を見上げた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...自然の緑門(アーチ)を拵(しつら)えた見上げるような大玄関へ着くと...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そして胸を衝(つ)くような長い石段が――こんな名もない田舎寺には勿体ないような長いじめじめとした石段が見上げるような頭上の山の頂に列(つら)なっていて...
橘外男 「逗子物語」
...見上げるような山ばかりで...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...……そして見上げるようなゴリラの身長は七呎(フィート)三吋(インチ)...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...その見上げるような樅が四方八方から白い毛だらけの猿臂を私めがけて伸ばしていると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...いずれも見上げるような大きな物で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...見上げるような高塀を上って行ったその身の軽いこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...「菜っぱ隊にしては出来がいい方だ」いずれも見上げるような体格...
中里介山 「大菩薩峠」
...見上げるような木馬があり...
野村胡堂 「胡堂百話」
...藤木氏一門のどれも美事な見上げるような墓石が...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...見上げるような大きなリュックサックを背負い...
久生十蘭 「地底獣国」
...牛にひかせた見上げるような金ピカの屋台車の下を贅沢な縮緬(ちりめん)の幕で囲って...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...見上げるような大男の剣帯をギュッとひっ掴んだ...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...やがて見上げるような大くずれの源流...
細井吉造 「二つの松川」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??