...僕はむしろ惨状見るにたえないから...
伊藤左千夫 「去年」
...結局わたしは免職になるのほかはありますまい」彼の悩みは見るにたえないほどであった...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...破損してるその切妻は見るにたえない...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...実に見るにたえないようなことが眼に映りました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...もうこれ以上の強い色彩はとても見るにたえないと思われるような...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...わたしには不快で見るにたえない光景と思われた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...見るにたえないでそうしたのか...
吉川英治 「大岡越前」
...見るにたえないもののように...
吉川英治 「大岡越前」
...その苦悶と死状は酸鼻(さんび)見るにたえないものであると告げた...
吉川英治 「三国志」
...和氏には見るにたえないものに見えた...
吉川英治 「私本太平記」
...今暁(こんぎょう)からの味方の浮足は見るにたえないものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう見るにたえないと思ったか...
吉川英治 「親鸞」
...見るにたえない焼け跡のさまが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その皆の眼は折ふし来合せた北(きた)の政所(まんどころ)の面(おもて)をお気の毒で見るにたえないというように外(そ)らしあっていたが...
吉川英治 「日本名婦伝」
...見るにたえない失望の色を顔にあらわした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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