...そうしてまたしばしば起きてはわが子の顔を見まもるのであった...
伊藤左千夫 「奈々子」
...ロケットの出すガスの尾を見まもるばかりでしたが...
海野十三 「怪塔王」
...あたりをじつと見まもるまでのことだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...エジプト人が卵の孵(かえ)るのを見まもるように注意ぶかく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...レンズの眼は集団の内面を見まもるともいえよう...
中井正一 「絵画の不安」
...巨大な実験のレトルトとして世界の見まもるところである...
中井正一 「美学入門」
...たたかう心を見まもるべきであった...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...いよいよますます自分自身の恵みにすがること・ますます自分自身にかまけ一そう自分自身を見まもること・が一番だと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...梅子と見まもるのである...
山本周五郎 「季節のない街」
...ただはらはらした気持で見まもるばかりだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ぢつと今日も見まもる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...それらの不審を見まもるために西上するのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ見まもるばかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...母の健康ぶりを見まもるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵味方の見まもる中で...
吉川英治 「茶漬三略」
...一艘(そう)の大きな帆船が――見まもる二人のひとみの中へ辷(すべ)り込んで来るように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あるいは釈迦の誕生を見まもる女の群れである...
和辻哲郎 「院展遠望」
...砂の中に食い込んだ複雑な根を見まもることができた...
和辻哲郎 「樹の根」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??