...びっくりした顔つきでその光る怪塔を見まもる...
海野十三 「怪星ガン」
...透明壁越(へきご)しに僕をしげしげと見まもるのだった...
海野十三 「海底都市」
...アレアレッと驚き見まもる暇もなく...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...たたかう心を見まもるべきであった...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...この屋上を見まもる守衞達が階下に行き...
室生犀星 「末野女」
...彼はよく手を止めてぼんやり何処(どこ)かを見まもる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...見まもる張飛や二夫人の車をうしろに...
吉川英治 「三国志」
...「はてな?」見まもるだけで...
吉川英治 「私本太平記」
...そちは竹童(ちくどう)ではないか!」見まもると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼を見まもる眼を大きくすえていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分を見まもる汗くさい兵の中に跳び降りた...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江の風態を見まもることしばしだったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『各は?』と、唯七は、二人を見まもる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...広いこれからの陣地の戦気を見まもるように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ふたりの見まもる山を見つめている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一艘(そう)の大きな帆船が――見まもる二人のひとみの中へ辷(すべ)り込んで来るように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それを見まもる者はその血の歓びを神の恩寵として感じている...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...恐らくそこには娘の運命を見まもる親の愛が意外に強い権威を持っていたのであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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