...びっくりした顔つきでその光る怪塔を見まもる...
海野十三 「怪星ガン」
...透明壁越(へきご)しに僕をしげしげと見まもるのだった...
海野十三 「海底都市」
...ロケットの出すガスの尾を見まもるばかりでしたが...
海野十三 「怪塔王」
...ただ手をつかねて空を見まもるほかはないのでした...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...あたりをじつと見まもるまでのことだ...
薄田泣菫 「春の賦」
...レンズの眼は集団の内面を見まもるともいえよう...
中井正一 「絵画の不安」
...アレアレッと驚き見まもる暇もなく...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...その有様を見まもるなり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そっとわが子の横顔を見まもるのだった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...「…………」見まもる全軍の瞳に...
吉川英治 「新書太閤記」
...母の健康ぶりを見まもるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分を見まもる汗くさい兵の中に跳び降りた...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の尖(とが)った肩や膝ぶしを見まもるのであった...
吉川英治 「親鸞」
...ふたりの見まもる山を見つめている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...嫁の素行を見まもるのは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...怪我(けが)をした我が児でも見まもるように...
吉川英治 「山浦清麿」
...ぼくの見まもる眼が引き出したように母の瞼に涙がいっぱいになった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...それを見まもる者はその血の歓びを神の恩寵として感じている...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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