...透明壁越(へきご)しに僕をしげしげと見まもるのだった...
海野十三 「海底都市」
...ロケットの出すガスの尾を見まもるばかりでしたが...
海野十三 「怪塔王」
...それからまた例のふしぎな海辺に気をうしなっている勇士小浜兵曹長の活動を見まもることにいたしましょう...
海野十三 「怪塔王」
...エジプト人が卵の孵(かえ)るのを見まもるように注意ぶかく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...じっと少年を見まもる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...この屋上を見まもる守衞達が階下に行き...
室生犀星 「末野女」
...古畳の一点を見まもるかするだけである...
山本周五郎 「季節のない街」
...ぬうと立ったまま八重の手許(てもと)を見まもる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彼はよく手を止めてぼんやり何処(どこ)かを見まもる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...甲斐は楽しげに見まもるのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...なにか美しい光輪の虹(にじ)でも見まもるように...
吉川英治 「私本太平記」
...それらの不審を見まもるために西上するのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...彼を見まもる眼を大きくすえていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分を見まもる汗くさい兵の中に跳び降りた...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江の風態を見まもることしばしだったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...怪我(けが)をした我が児でも見まもるように...
吉川英治 「山浦清麿」
...ぼくの見まもる眼が引き出したように母の瞼に涙がいっぱいになった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...砂の中に食い込んだ複雑な根を見まもることができた...
和辻哲郎 「樹の根」
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