...ロケットの出すガスの尾を見まもるばかりでしたが...
海野十三 「怪塔王」
...ただ手をつかねて空を見まもるほかはないのでした...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...正造の様子を見まもる者もあれば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...エジプト人が卵の孵(かえ)るのを見まもるように注意ぶかく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...じっと少年を見まもる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...たたかう心を見まもるべきであった...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...茫然と見まもるばかりだった...
山本周五郎 「風流太平記」
...甲斐は楽しげに見まもるのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...見まもる張飛や二夫人の車をうしろに...
吉川英治 「三国志」
...なにか美しい光輪の虹(にじ)でも見まもるように...
吉川英治 「私本太平記」
...それらの不審を見まもるために西上するのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...彼を見まもる眼を大きくすえていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...両軍の見まもる中で切腹した清水長左衛門宗治(むねはる)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分を見まもる汗くさい兵の中に跳び降りた...
吉川英治 「新書太閤記」
...『各は?』と、唯七は、二人を見まもる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...嫁の素行を見まもるのは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...怪我(けが)をした我が児でも見まもるように...
吉川英治 「山浦清麿」
...ぼくの見まもる眼が引き出したように母の瞼に涙がいっぱいになった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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