...……あの兄さん」といって僕を見なすったが...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...この小屋を開けて中を覗いて見なすったですよ...
江戸川乱歩 「鬼」
...大脳は学問の道具とも見なすべき器官であるゆえ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...卿を同罪と見なすものなり...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...日和見主義者とは何か? それは即ち自分が最も必要且つ合目的と見なす所の事柄を遂行するために最も有利なる機會を利用する人物の謂である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...人が褒(ほ)めそやし成功であると見なす生活はただ一つの種類であるにすぎない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そういう特権をもった人々の一人に相当するものであると見なす気持は毛頭ない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...頭のわきにはえた蘚苔類 umbilicaria と見なすことができる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それはいろいろの週期のものがたくさんに合成された結果と見なすことができるし...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...しかしいくらか従属的なものと見なすこともできる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...人間にとって恥ずべき動物的状態と見なすようにしなければならぬ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...もしこのような究極原理解明の不可能を人間学の一短所と見なす者があるとすれば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...仮装服愛好家と見なすだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...これで事がすんだと見なすことには全く同意して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...同じに見なすがよいのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いわば神罰と見なすべき奴――...
吉川英治 「江戸三国志」
...書かねば汝も同罪と見なすぞ」と...
吉川英治 「三国志」
...悪を悪と見なすなら...
吉川英治 「新・水滸伝」
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