...ある意志を賦与された精霊によって魂を持たされていると見なす...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...何等の能力もない死物もしくは虚無(といふ抽象物)に逆襲的壓迫力があるかの如く見なす思想が盛んになつたのは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...卿を同罪と見なすものなり...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...日和見主義者とは何か? それは即ち自分が最も必要且つ合目的と見なす所の事柄を遂行するために最も有利なる機會を利用する人物の謂である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...むしろそういう点を認める事がその学説の補填(ほてん)に対する階段と見なすべき場合の多い事である...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...しかしいくらか従属的なものと見なすこともできる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...その黴をも神聖なものと見なすことがあるが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...賢明な芸術家だと――(この両語は調和しがたく思われるが)――見なすほどになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――人が皆挙(こぞ)って邪悪だと見なすようなあらゆる淫猥(いんわい)な欲望を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きわめて自然で無邪気な青年の娯楽であると見なす――そういう状況のために...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...趣味であると見なす...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...予定は最後まで曖昧なものと見なすこと...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ああ! 墓場の恐怖のあのもの凄い幽霊らはまったく空想的なものと見なすことができないのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...我々はそれを天才の特質であるあの直覚に類似したものと見なすべきだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...不道徳な者であると見なすに到る...
三木清 「危機における理論的意識」
...「殿様はまたお嬢様を発見なすったのですってね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すべて不徳と見なすのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...当日の戦場と見なすべきである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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