...この小屋を開けて中を覗いて見なすったですよ...
江戸川乱歩 「鬼」
...決して絶対に完全のものと見なすことはできぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...頭のわきにはえた蘚苔類 umbilicaria と見なすことができる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...出船を買うことはみずからを芸者と見なすことになる...
高見順 「如何なる星の下に」
...それはいろいろの週期のものがたくさんに合成された結果と見なすことができるし...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...ブルクハルトがイタリヤのルネサンス国家を以て一個の芸術品と見なすのは...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...信仰するすべての人に偽善があると見なすほど不正ではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その黴をも神聖なものと見なすことがあるが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大柏莚(だいはくえん)を見なすったか」「いいえ」「今時は...
中里介山 「大菩薩峠」
...店員なみに見なすような巨豪になったとはいえ...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...これをもって外人との交際と見なすべきものであるか否かは考えものであるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...趣味であると見なす...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...不道徳な者であると見なすに到る...
三木清 「危機における理論的意識」
...「殿様はまたお嬢様を発見なすったのですってね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今後は君たちをローマ人の友と見なすから」と約束して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人が自殺の決心をするのに十分正当なものと見なすか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同じに見なすがよいのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...書かねば汝も同罪と見なすぞ」と...
吉川英治 「三国志」
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