...……あの兄さん」といって僕を見なすったが...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...決して絶対に完全のものと見なすことはできぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...そういう特権をもった人々の一人に相当するものであると見なす気持は毛頭ない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...むしろ敵意を以てその同伴の彼の一行を見なすようには思われなかった...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...それはいろいろの週期のものがたくさんに合成された結果と見なすことができるし...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...しかしいくらか従属的なものと見なすこともできる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...閑文字と見なすのは...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...ブルクハルトがイタリヤのルネサンス国家を以て一個の芸術品と見なすのは...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...その黴をも神聖なものと見なすことがあるが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべて女を快楽の対象と見なすのは罪悪である...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...ああ! 墓場の恐怖のあのもの凄い幽霊らはまったく空想的なものと見なすことができないのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...仮装服愛好家と見なすだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...これで事がすんだと見なすことには全く同意して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...よくそんなに見なすったものだ...
室生犀星 「生涯の垣根」
...我々は嘘つきの言うことの正反対を確かな事と見なすことができようから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同じに見なすがよいのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...書かねば汝も同罪と見なすぞ」と...
吉川英治 「三国志」
...今に至るも我々が一致して至高と見なすそれとは...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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