...まず見だしで宮という字のページをみつけ...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...これが当時の新聞に「大杉栄等検挙さる」とかいう事々しい見だしで...
大杉栄 「獄中記」
...安南の土人がやっているフランス文の日刊新聞の中に、大きな見だしで、ある殺人事件を論じてあった...
大杉栄 「日本脱出記」
...まあ長老の意見だし...
太宰治 「パンドラの匣」
...新吉はまた元のように擦(す)れ違う人の顔をじろじろ見だした...
田中貢太郎 「女の首」
...しばらくすると侍女や媼(ばあや)などがそのあたりにごたごたと集まってきて崑を見だした...
田中貢太郎 「青蛙神」
...意見は意見だし……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...美学映画の誕生と初号見だしで宣伝してくれたし...
中井正一 「色彩映画の思い出」
...それからまた本を見だしていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...優し氣なところを見だしてその角度から寫す...
長谷川時雨 「私の顏」
...彼は自分が夢を見だしてゐるのに氣づいた...
堀辰雄 「鼠」
...或ひはその中で自分がそんなことをしてゐる夢を見だしたのか...
堀辰雄 「鼠」
...一しょにそれを見だしたので...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...僕までも一しょう懸命になって古い寺や仏像などを見だし...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...いつぞやは殿のお見だしにあずかって...
本庄陸男 「石狩川」
...「晴れて嬉しい新世帯」都々逸(どどいつ)のような見だしの下に...
宮本百合子 「高台寺」
...どうもお花見だし日曜日だし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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