...けれども見たところはすらりとしている...
芥川龍之介 「お時儀」
...何もかもひっくるめて見たところ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...少くとも眼で見たところでは...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...見たところも実際の年齢も比較的若く...
谷崎潤一郎 「細雪」
...殺人を軽く見たところが作者の主意であるかも知れないけれど...
田山録弥 「或新年の小説評」
...見たところ君の話した黒い泥玉と...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...と云って見たところで無意味だろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...金華山へ行って見たところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ザツと見たところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見たところはまあ一流のドモァゼルだよ」日本人の力ではこれからさき百世紀かかってもぬけだすあてのない武断派(ミリタント)のシッコクから...
久生十蘭 「だいこん」
...村全体を端から端まで測つて見たところで十町ともあるまい...
平出修 「夜烏」
...ちょっと見たところ外傷はなかったので...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...見たところ何世紀も使われていないようだし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...しかも見たところ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...「ぼくはゆうべ見たところでそれがなんだかわかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「見たところ、あなたはここで一番年上だから、みなに代ってあなたの荷物を厳重に検べたが、悪く思わないで貰いたい...
横光利一 「欧洲紀行」
...見たところ、このあたりの風習や気質には珍らしく西洋の影響を受けたものは殆どなかった...
横光利一 「旅愁」
...つらつら見たところが...
吉川英治 「折々の記」
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