...見ず知らずの獨眼龍に出來る限りの助力をせよといふのだもの...
石川啄木 「雲は天才である」
...彼女が八年間見ず知らずの他人と生活して子供を生んだと云ふことを自覚したからだ...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...私は見ず知らずの他人とかうやつて住んでゐて...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...見ず知らずの人からたんと手紙が来る...
薄田泣菫 「茶話」
...偶(たま)に見ず知らずの人から小包で送つて来る絖やら画箋紙やらは...
薄田泣菫 「茶話」
...自分にとつては少くとも見ず知らずではあるが...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...その見ず知らずの不思議な男を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...むかし思へば見ず知らずとは小唄の文句にもあることなれば...
永井荷風 「桑中喜語」
...見ず知らずとおっしゃって追い出すお家へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...見ず知らずのあなた様にお縋(すが)り申しては何が何でもあまりぞんざいでございますから」「いいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...政吉 (立ち塞がるともなく立塞がり)見ず知らずの変な奴だとお思いでしょうが...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...そして見ず知らずの人々に...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...そんなきつかけから見ず知らずの客同志が大喧嘩をはぢめるといふやうな場合を酒場などで私は見ることもあるので...
牧野信一 「病状」
...往来を通る見ず知らずの馬車の上の人や車の上の人におじぎをして...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...いくら見ず知らずの人間だからって...
山本周五郎 「七日七夜」
...見ず知らずの旅人や...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...いくら見ず知らずじゃというて...
吉川英治 「江戸三国志」
...見ず知らずのあなた方に誘われて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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