...見ず知らずの男にも...
芥川龍之介 「偸盗」
...ボーイも番頭も見ず知らずのそこらの人も...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...あとは見ず知らずの人の如く...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...決して見ず知らずの人間ではない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...漸(やつ)と日暮前にへとへとに疲れた体を見ず知らずの町に投(ほ)り出された...
薄田泣菫 「茶話」
...見ず知らずの一人旅の者を泊めることは憚られた...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...見ず知らずの者を泊めると...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...妻と見ず知らずの男とが自分の知らん間に兄弟の約束してるいうことやった...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...見ず知らずの連中との臍(へそ)の緒(お)切って初めての交際やのお陰(かげ)で...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...街で行き違う見ず知らずの女の心と同じように...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...源因にも何にもならない見ず知らずの女だったりした不味(まず)いところがあるので...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...見ず知らずの方から...
野村胡堂 「江戸の火術」
...見ず知らずの乞食に銭を投与し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...もうその見ず知らずの鳥捕りのために...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...見ず知らずのあんた様から...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...たとえそれがわが里でいなくなった者とは何の関係もなく全然見ず知らずの別の土地の事件であっても...
柳田国男 「山の人生」
...見ず知らずの者にははっきりしている...
横光利一 「夜の靴」
...見ず知らずの風来者に伴(つ)れられて来て其(その)厚意と※心を目撃すると...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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