...葉子はそれを見きわめるくらいの冷静な眼力(がんりき)は持っていた...
有島武郎 「或る女」
...細部を見きわめるには...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...攻勢防禦だ」と人数の少い方の通路を見きわめると...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...その正体を見きわめることです...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...だれもその本姓を見きわめることはできなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...源吉がそうして一心になって傍見(わきみ)もしないのを見きわめると...
田中貢太郎 「放生津物語」
...それを見きわめると...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...一つにはKたち二人がたえずささやき合っているのを見きわめるため...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そうして事件の真相を十分に見きわめるまでは突然の正覚をひとにさとらせぬほうがいいというところへ到達したのでしょう...
久生十蘭 「ハムレット」
...こまかく見きわめる必要があると思います...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...それはどこにどんなに行われているかということを見きわめる力が求められて来ているのである...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...作家として自分の内部的なもののありようを見きわめるという意味で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...各人に自己をつぶさに見きわめるだけの能力がありさえすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)また勝負の運を見きわめるために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...見きわめるほうがいいだろう...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...見きわめるだけの目と判断とを自ら養うように心がけなければならない...
柳田国男 「母の手毬歌」
...吉平の義心を見きわめると...
吉川英治 「三国志」
...城下から城内の奥まで見きわめる用意をもって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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