...先生自身にも遺憾(いかん)ながら判然と見きわめがつかないらしい...
芥川龍之介 「毛利先生」
...これは一見きわめて英雄的な態度のように見える...
有島武郎 「想片」
...どうしてもこれを実際に解剖して真相を見きわめなくてはならないと感じ...
石原純 「杉田玄白」
...そのものの正体を見きわめると...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...じいっと見きわめをつけ何でもないとわかればのそのそかえって...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...すぐ沈没する見きわめがつくと...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...それから室の模様や庭の容(さま)を見きわめたうえで庭の垣根に蹄をしかけた...
田中貢太郎 「魔王物語」
...この「植物学の著書」というだけの一見きわめて簡単なる内容が実は非常に多様な体験を接合するための一つの中間介在物であり...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...出現した女のまわりにあるものを見きわめようとする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人生と人類と運命との底を見きわめていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さて一応見めぐり見きわめてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを見きわめると...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...すさまじく変って来るのを見きわめると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どうしても今売らなければならない羽目になって居る事を見きわめる...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...その地点の性質もよく見きわめたし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日本の自然主義というものを見きわめていません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」「そのあいだを見きわめていらっしゃるんでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...藩庫の経済力に安心を見きわめた城下町の町人心理は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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