...そして、見おぼえのある、高い塔が見え、大きな町が見えてきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...いつも顏を見おぼえてる巡査がゐる交番だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...立花先生を見おぼえていた...
海野十三 「少年探偵長」
...あのまっ白な顔に見おぼえがあるんだよ...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...見おぼえのない男でした...
新美南吉 「名なし指物語」
...後家の家に飼われて居りました猫は平生しげしげ出入する男だけを見おぼえて居りまして...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...見おぼえが出来ていた...
火野葦平 「花と龍」
...中に金魚を入れて置いてあつた――裝飾として見おぼえのあるもので...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ふと彼はむこうに見おぼえのある紅殻色のバンガロオを見る...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...彼の行手に一人の見おぼえのあるお孃さんが歩いてゐるのに氣がついた...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...そこは見おぼえがあった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...……」「どこかに見おぼえがあるらしいんだな...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...見おぼえのある真珠の首飾りが...
山川方夫 「その一年」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...どこかで見おぼえのある女が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――どこかで見おぼえがある...
山本周五郎 「山彦乙女」
...見おぼえのある新型のフォードが眼の下のアパートの勝手口にスルスルと近付いた……と思うと...
夢野久作 「ココナットの実」
...さすがにわしの顔を見おぼえているようす……それならきっとこの使命をはたしてくれるであろう」忍剣は...
吉川英治 「神州天馬侠」
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