...飛び上ったと思うと見えなくなるぞ...
芥川龍之介 「三つの宝」
...我々が見えなくなる迄凝視するのであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...お雪は自分に何も見えなくなるので...
石川啄木 「散文詩」
...出たと見るまもなく海風に散ツて見えなくなる...
石川啄木 「漂泊」
...おまへの爪の皮肉も見えなくなるだらう...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...太陽も月も見えなくなるのですか」「そうですとも...
海野十三 「火星兵団」
...急に見えなくなるなんて...
海野十三 「火星兵団」
...この部屋でたしかに人のいる気配(けはい)と物音がした」「あれはすぐ消えて見えなくなるのじゃないですか」幽霊は――というのをさけて...
海野十三 「四次元漂流」
...なじみの調度(てうど)のなかにもう見えなくなるのかと思ふと...
大手拓次 「藍色の蟇」
...下界目がけて搖れ來りだん/\人の顏が見えなくなるに連れて月は光を加へ...
千家元麿 「自分は見た」
...岸からたったひと飛びで頭も見えなくなるほどの深みにはまるような所が多かった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そのレールのずつと地平線に見えなくなるあたりの空に...
中原中也 「夜汽車の食堂」
...灯がなくては何にも見えなくなると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藁小屋の方へ駈けつけると――鳩舎が見えなくなる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...片方は近いうちに見えなくなるでしょう...
北條民雄 「いのちの初夜」
...初霜が置いた位で白菊が見えなくなる氣遣無之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...川岸を溯つて谷に入ればもう海は見えなくなる...
柳田國男 「蒼海を望みて思ふ」
...養父のすがたが見えなくなるのだった...
吉川英治 「親鸞」
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