...覆没事故の原因を調査する...
...その船は覆没してしまった...
...地震によって建物が覆没した...
...油田が覆没したため、不況が深刻化した...
...テロリストの攻撃によって、国が覆没の危機に直面した...
...陸揚(りくあげ)の際に銭(ぜに)を積(つ)みたる端船(たんせん)覆没(ふくぼつ)してかえって大に損(そん)したることあり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...能(よ)く覆没の難より免(まぬか)れて今日の地位にまで国運を導いたのである...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...もしくば英豪艦隊に負わされし深傷(ふかで)のためにわずかに覆没(ふくぼつ)を免かれつつも...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...浸水のためこんな小さな敗残の艦などはたちまち覆没してしまわなければならなかったであろう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...また誰かその覆没の瞬間に...
田山録弥 「ある日」
...弘安四年に日本に襲来した蒙古(もうこ)の軍船が折からの颱風のために覆没(ふくぼつ)してそのために国難を免れたのはあまりに有名な話である...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...水雷艇「友鶴(ともづる)」の覆没(ふくぼつ)の悲惨事を思い出した...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...殆んど単に著名な一同人雑誌として同人雑誌群の内に覆没するような私的一グループの資格に止まっているのは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...再び個人主義の内に覆没する他はあるまい...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...しかし胸甲騎兵らを覆没したのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人間の上に吹きすさむ風のために一社会が覆没することは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こういう時には覆没を怖れた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それは覆没を恐るるからだという人もあるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また陸には覆没の憂いがないにしても...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...然るにこれを載せて長崎より江戸に至る舟は覆没した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...支那でも南宋の朝廷覆没して後に...
柳田国男 「雪国の春」
...一瞬のまに覆没(ふくぼつ)してしまったのやら...
吉川英治 「私本太平記」
...大小の捕盗船はことごとく覆没(ふくぼつ)し...
吉川英治 「新・水滸伝」
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