...要石を過ぎて半里ばかりゆけば...
大町桂月 「鹿島詣」
...この問題に関してレーリーの仕事が重要な要石(かなめいし)となったことは明らかである...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...もしこの最後の要石を抜きにすれば...
戸坂潤 「技術の哲学」
...唯物論的認識の最も大切な要石の一つなのであって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...社会秩序の動かすべからざる要石にまで発達したものであって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その醜い要石がなくても崩れはしないだろう...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...各隧道(すいどう)の要石(かなめいし)の下の高さ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...要石(かなめいし)から潮宮(いたのみや)...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひどく曲つて居るのも氣になるぢやないか」「でも石垣の上の要石(かなめいし)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つぎに濠洲までの所要石炭をたっぷり積込むことができ...
服部之総 「黒船前後」
...要石(かなめいし)にあたるあたりの氷が歪(ひず)んで脆くなっている...
久生十蘭 「白雪姫」
...著者は階級的な社会発展とその文学理論の要石(かなめいし)をつよくしっかり据えようと奮闘している...
宮本百合子 「巖の花」
...茨城県鹿島(かしま)神社の境内に要石(かなめいし)という石がある...
武者金吉 「地震なまず」
...要石はすなわちその釘だ」という意味のことが書いてある...
武者金吉 「地震なまず」
...右の要石の伝説はアイヌの神話によく似ている...
武者金吉 「地震なまず」
...鹿島の要石元禄三年(西暦一六九〇)に日本に来て...
武者金吉 「地震なまず」
...松平郷の主従関係を要石としたものである...
和辻哲郎 「鎖国」
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