...いくら位要るのだと訊ねると...
犬田卯 「沼畔小話集」
...あれは案外技巧が要るもので...
梅崎春生 「狂い凧」
...七千二百九十一貫六百四十八匁(もんめ)の食物(しよくもつ)と六千六百四貫六百四十匁の飲料とが要るさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...それには五千円ばかし金が要る...
薄田泣菫 「茶話」
...イギリス王がフランスと戰爭をするのには金が要る...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...きょう、質屋の番頭をこっそり家へ連れて来て、僕の部屋へとおして、何かこの部屋に目ぼしい質草ありや、あるなら持って行け、火急に金が要る、と申せしに、番頭ろくに部屋の中を見もせず、およしなさい、あなたのお道具でもないのに、とぬかした...
太宰治 「斜陽」
...じゃ君の要る本の目録を作ってくれないか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...一年に二百三十億円のガソリンが要る...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...運漕業なら大分人が要るでしょう」「根が怠惰(なまけ)もんですからな...
夏目漱石 「それから」
...夜のための幌付き四輪馬車が要る...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...要ることが出来たけ...
火野葦平 「花と龍」
...……金が要るけん...
火野葦平 「花と龍」
...金は要るだけ送ってやる...
火野葦平 「花と龍」
...歩いても地面(じべた)につかないような逸物なんだぜ!」「どうしてまた犬なんかが僕に要るんです? 僕は猟師じゃありませんよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それには指導者が要る...
柳宗悦 「雲石紀行」
...そのためにはまず燃料が二倍も要るし...
柳田国男 「故郷七十年」
...魏軍にとっても容易ならぬ構えが要るものとひそかに怖れていたのである...
吉川英治 「三国志」
...心付けも要るそうであるし...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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