...もうすぐ西洋間の家具が届く予定です...
...客間よりも西洋間の方が落ち着く...
...ホテルの部屋には和室と西洋間があります...
...西洋間のインテリアに合わせて洋服を選びました...
...高級マンションの一室には広い西洋間があります...
...必ず西洋間へ顔を出すのです...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...二階の西洋間で、長兄は、両手をうしろに組んで天井を見つめながら、ゆっくり歩きまわり、「いいかね、いいかね、はじめるぞ...
太宰治 「兄たち」
...ぞろぞろ西洋間へひきあげて...
太宰治 「二十世紀旗手」
...娘たちの後からついていった部屋は廊下を鉤(かぎ)の手に回った奥の西洋間らしい階段の下の...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...変にひっそりした西洋間の椅子にひとり腰掛けてぼんやりしていると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...西洋間になってるよって」と...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...然し日本の居室と違つて確然と区別のある西洋間の心安さは...
永井荷風 「海洋の旅」
...時雨(しぐれ)そぼふる午下(ひるすぎ)火の気(け)乏しき西洋間の教授会議または編輯(へんしゅう)会議も唯々わけなくつらきものの中(うち)に数へられぬ...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...甲府の城内にいた時の西洋間や...
中里介山 「大菩薩峠」
...与次郎と三四郎は書物を西洋間へ入れる...
夏目漱石 「三四郎」
...すぐ西洋間(ま)の方へ来(き)て...
夏目漱石 「それから」
...淋(さび)しくなったから、西洋間へ出て、長椅子の上に腰をかけて、謡(うたい)をうたった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...西洋間の大テーブルの上へ...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...玄関を入って西洋間へ入るところをすっかり直して明るいホールのようにし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...面白い天気! 西洋間の前の露天のヴェランダのところで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夢の中の西洋間は...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...眼前に広い立派な西洋間がひらける...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...そうして次に今一つある西洋間の青い扉(ドア)の前を素通りにして一番向うの廊下の端にある日本間の障子に手をかけた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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