例文・使い方一覧でみる「西の空」の意味
スポンサーリンク...西の空に漂うてゐた... 
今井邦子 「誠心院の一夜」
...西の空に三日月が淡（あわ）い光を投げていた...
海野十三 「骸骨館」
...西の空に消え去るのを待って...
海野十三 「少年探偵長」
...ふりむくと西の空は...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...とびちる金塊そのころは、もう西の空が、夕やけ雲で、まっかにそまっていました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...陽が入つたばかりの西の空には黄色な夕映が残つて頭の上に二三羽の燕が低く飛んでゐた...
田中貢太郎 「海異志」
...麗らかに照る午（ひる）さがりの冬の日を真正面に浴びた愛宕の山が金色に輝く大気の彼方にさながら藍霞のように遠く西の空に渡っている...
近松秋江 「黒髪」
...月は西の空に傾いていた...
豊島与志雄 「過渡人」
...西の空から明るく晴れかけていたが...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...西の空に新月が現われるのを認めます...
中里介山 「大菩薩峠」
...西の空は金色（こんじき）の光に被われ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...月は西の空に冴えて居て...
原民喜 「焚いてしまふ」
...やはり西の空に月は皎々と照って居る...
原民喜 「焚いてしまふ」
...廣袤無限のその西の空一帶に...
三好達治 「一點鐘」
...西の空からもうプロペラの鳴る音が聞えて来た...
横光利一 「旅愁」
...中天の陽（ひ）が西の空へ傾くまで...
吉川英治 「三国志」
...西の空を焦（こが）して来たのみであった...
吉川英治 「源頼朝」
...輪郭は西の空に峻厳なる姿を際立たせていき...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利！手書き漢字入力検索