例文・使い方一覧でみる「襯衣」の意味
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泉鏡花 「婦系図」
...襯衣（シャツ）やズボンをとってやりながら...
海野十三 「蠅男」
...この寒さに襯衣（シャツ）一枚でもって全身水を浴（あび）たように...
海野十三 「爬虫館事件」
...襯衣（シャツ）のポケットに手を入れて何物かを探し始めた...
海野十三 「流線間諜」
...そこでもここでも襯衣（しゃつ）一まいの男が人の海のうえに不可思議な白日のふぁんたしあを踊っている...
谷譲次 「踊る地平線」
...歯と襯衣（しゃつ）の白い小亜細亜（アジア）生れのヴィクトル・アリ氏があった...
谷譲次 「踊る地平線」
...そして左手で夢中に襯衣の胸元をつくろいながら...
豊島与志雄 「条件反射」
...繻絆や襯衣や足袋や……そんなものまで...
豊島与志雄 「野ざらし」
...襯衣が破れてしまった」「おやおや」「しかもそれを宿のかみさんが見つけて...
夏目漱石 「二百十日」
...隣の洗濯屋の物干（ものほし）に隙間（すきま）なく吊（つる）されたワイ襯衣（シャツ）だのシーツだのが...
夏目漱石 「明暗」
...御米は襯衣（シャツ）や洋袴（ズボン）や靴足袋（くつたび）を一抱（ひとかかえ）にして六畳へ這入（はい）った...
夏目漱石 「門」
...鳥打帽子、ネクタイ、Ｙ襯衣、パジヤマ、色々な品物が渦をなして嘉吉の眼の中へ流れ込んで来る...
林芙美子 「朝夕」
...先日この村をとぼとぼと夏シヤツのまま歩いてゐた若い男の姿――その汚れた襯衣や黝ずんだ皮膚は...
原民喜 「小さな村」
...御許さま宛に肌着として毛糸の靴下五足と薄麻の襯衣四枚...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ここん処（とこ）をコレ……コンナに喰（く）い切りやがったんで……」兼は菜葉服（なっぱふく）とメリヤスの襯衣（シャツ）をまくって...
夢野久作 「難船小僧」
...十六七の生意気らしいのっぺりしたボーイが襯衣（シャツ）一貫のまま裏階段から駈け上って来たが...
夢野久作 「暗黒公使」
...そんな持病のために一度一度襯衣（シャツ）を切り破るような...
夢野久作 「暗黒公使」
...襯衣（しやつ）も薄くして来た...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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