例文・使い方一覧でみる「襯」の意味


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...彼はすぐにメリヤスの衣(シャツ)へ...   彼はすぐにメリヤスの襯衣への読み方
芥川龍之介 「奇怪な再会」

...十三圓の金を手づから俊吉の衣(しやつ)の内衣嚢(かくし)に入れて呉れた...   十三圓の金を手づから俊吉の襯衣の内衣嚢に入れて呉れたの読み方
石川啄木 「雲は天才である」

...衣を洗濯せざるものはシナ人にして日本人にあらず...   襯衣を洗濯せざるものはシナ人にして日本人にあらずの読み方
井上円了 「欧米各国 政教日記」

...清潔な衣(シャツ)を着け顔は何か幸福そうに輝いているようであった...   清潔な襯衣を着け顔は何か幸福そうに輝いているようであったの読み方
梅崎春生 「日の果て」

...この寒さに衣(シャツ)一枚でもって全身水を浴(あび)たように...   この寒さに襯衣一枚でもって全身水を浴たようにの読み方
海野十三 「爬虫館事件」

...それをクレープの衣の隱しにいれて縫ひつけてしまつて持つてゐた...   それをクレープの襯衣の隱しにいれて縫ひつけてしまつて持つてゐたの読み方
小穴隆一 「二つの繪」

...そこでもここでも衣(しゃつ)一まいの男が人の海のうえに不可思議な白日のふぁんたしあを踊っている...   そこでもここでも襯衣一まいの男が人の海のうえに不可思議な白日のふぁんたしあを踊っているの読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...死骸には(麻の衣)同様しっくり似合うものね...   死骸には同様しっくり似合うものねの読み方
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」

...衣までぬぎ放し...   襯衣までぬぎ放しの読み方
豊島与志雄 「霧の中」

...そうして裸体(はだか)になって、衣を振るって、枕元にある着物を着て、帯を締めて、一番しまいに敷いてある布団を叮嚀(ていねい)に畳んで戸棚へ入れた...   そうして裸体になって、襯衣を振るって、枕元にある着物を着て、帯を締めて、一番しまいに敷いてある布団を叮嚀に畳んで戸棚へ入れたの読み方
夏目漱石 「坑夫」

...直(じか)に半袖(はんそで)の薄い衣(シャツ)を着て...   直に半袖の薄い襯衣を着ての読み方
夏目漱石 「彼岸過迄」

...衣(シャツ)の下で貪(むさ)ぼるほど味(あじわ)いながら...   襯衣の下で貪ぼるほど味いながらの読み方
夏目漱石 「門」

...衣(しやつ)の上(うへ)から暖(あたゝ)かい紡績織(ばうせきおり)を掛(か)けて貰(もら)つて...   襯衣の上から暖かい紡績織を掛けて貰つての読み方
夏目漱石 「門」

...クレップの衣なぞ買ってくれる家もない...   クレップの襯衣なぞ買ってくれる家もないの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...破れた衣(シャツ)が花と一緒に廻っていた...   破れた襯衣が花と一緒に廻っていたの読み方
横光利一 「上海」

...衣(シャツ)一枚の栖方はたちまち躍るように愉(たの)しげだった...   襯衣一枚の栖方はたちまち躍るように愉しげだったの読み方
横光利一 「微笑」

...「赤い衣を着る年だとか...   「赤い襯衣を着る年だとかの読み方
横光利一 「旅愁」

...彼の上衣や、白衣や、青條のはいつた肉衣などが、まさぐられ、あちこちひつくりかへされ、買手等が面白半分に高値をつけて、いくらかで賣り拂はれた...   彼の上衣や、白襯衣や、青條のはいつた肉襯衣などが、まさぐられ、あちこちひつくりかへされ、買手等が面白半分に高値をつけて、いくらかで賣り拂はれたの読み方
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」

「襯」の読みかた

「襯」の書き方・書き順

いろんなフォントで「襯」


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