例文・使い方一覧でみる「襤」の意味


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...一體褸を出すまいとし...   一體襤褸を出すまいとしの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...赤坊はいんちこの中で章魚(たこ)のような頭を褸(ぼろ)から出して...   赤坊はいんちこの中で章魚のような頭を襤褸から出しての読み方
有島武郎 「カインの末裔」

...流行界にときめく淑女と褸(ぼろ)をまとふ工女と皆な等しく社会主義者である...   流行界にときめく淑女と襤褸をまとふ工女と皆な等しく社会主義者であるの読み方
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」

...繩帶(なはおび)の褸(つゞれ)の衣(ころも)...   繩帶の襤褸の衣の読み方
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」

...その人の多様な過去の生活を現わすかのような継ぎはぎの褸(ぼろ)は枯木のような臂(ひじ)を包みかねている...   その人の多様な過去の生活を現わすかのような継ぎはぎの襤褸は枯木のような臂を包みかねているの読み方
寺田寅彦 「凩」

...着物は完全な褸(ぼろ)でそれに荒繩(あらなわ)の帯を締めていたような気がする...   着物は完全な襤褸でそれに荒繩の帯を締めていたような気がするの読み方
寺田寅彦 「物売りの声」

...褸(ぼろ)のような肉...   襤褸のような肉の読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...たまたま身につけるものを施す人があつても不承不承に一日ふつか著るばかりでぢきにもとの褸と著かへてしまふ...   たまたま身につけるものを施す人があつても不承不承に一日ふつか著るばかりでぢきにもとの襤褸と著かへてしまふの読み方
中勘助 「銀の匙」

...僕はいゝ加減惘れられるやうにと思つて有りたけの褸をまけ出してしまつた...   僕はいゝ加減惘れられるやうにと思つて有りたけの襤褸をまけ出してしまつたの読み方
長塚節 「開業醫」

...――褸(ぼろ)の束(たば)の下には何があるんだ」平次は容赦しませんでした...   ――襤褸の束の下には何があるんだ」平次は容赦しませんでしたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...寧ろその褸布に包まれたまゝの姿にふさはしい――などゝ勿体さうに考へたりした...   寧ろその襤褸布に包まれたまゝの姿にふさはしい――などゝ勿体さうに考へたりしたの読み方
牧野信一 「心象風景(続篇)」

...中には上半身裸体で屑屋みたいな継ぎハギの褸(ぼろ)股引を突込んだ向う鉢巻で「サア来い」と躍り出るので...   中には上半身裸体で屑屋みたいな継ぎハギの襤褸股引を突込んだ向う鉢巻で「サア来い」と躍り出るのでの読み方
夢野久作 「ビール会社征伐」

...コンナ褸船(ぼろふね)の機関室だってことを...   コンナ襤褸船の機関室だってことをの読み方
夢野久作 「焦点を合せる」

...真青なバナナを盛り上げた船が褸(ぼろ)と竿の中から...   真青なバナナを盛り上げた船が襤褸と竿の中からの読み方
横光利一 「上海」

...褸(ぼろ)の群れが這いながら...   襤褸の群れが這いながらの読み方
横光利一 「上海」

...きたない褸(ぼろ)の間などから転げて出る...   きたない襤褸の間などから転げて出るの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...褸(ぼろ)つづらを荷駄にのせて...   襤褸つづらを荷駄にのせての読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...褸(ぼろ)をめくってみると...   襤褸をめくってみるとの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「襤」の読みかた

「襤」の書き方・書き順

いろんなフォントで「襤」

「襤」の英語の意味

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