...襄陽(じょうよう)の杜甫(とほ)が出て...
森鴎外 「魚玄機」
...久しく襄陽(じょうよう)に往っていた温が長安に還(かえ)ったので...
森鴎外 「魚玄機」
...しかし、襄陽の城は、頑としていた...
吉川英治 「三国志」
...いったい、何処へ行かれたのやら?」「不審だ!」「まったく不思議だ」「いや、汝の態度をいったのだ」「此方に何の不審があるか」「今日、襄陽の会に、何を目的に、あんなおびただしい軍兵を、諸門に備えたか」「此方は、荊州九軍の大将軍、また明日は、大宴に続いて、国中の武士を寄せ、狩猟(かり)を催すことになっておる...
吉川英治 「三国志」
...今日の襄陽の会は...
吉川英治 「三国志」
...襄陽の会が蔡瑁の陰謀に利用され終ったことを知り...
吉川英治 「三国志」
...襄陽の西二十里の小村落...
吉川英治 「三国志」
...あなたのご存じなのは、それだけであろうが、もっと痛心に耐えないことが起っている」「何です? これ以上、痛心にたえないこととは」「故太守が亡くなられて、まだ墳墓の土も乾かないうち、この荊州九郡をそっくり挙げて、曹操へ降参の書を呈したという一事です」「えっ、ほんとですか」「偽りはありません」「それが事実なら、なぜ貴君には、直ちに、喪(も)を弔(とむら)うと号して、襄陽に行き、あざむいて幼主劉をこちらへ、奪い取り、蔡瑁、蔡夫人などの奸党閥族(かんとうばつぞく)を一掃してしまわれないのですか」日頃、温厚な伊籍すら、色をなして、玄徳をそう詰問(なじ)るのであった...
吉川英治 「三国志」
...襄陽の城には、先頃から幼国主劉(りゅうそう)、その母蔡(さい)夫人以下が、荊(けい)州から移住している...
吉川英治 「三国志」
...「江陵の城はまだか」「まだまだ道は半ばにすぎません」襄陽を去ってから...
吉川英治 「三国志」
...襄陽(じょうよう)方面へ遁走(とんそう)するのほかなかった...
吉川英治 「三国志」
...襄陽へも人をやった...
吉川英治 「三国志」
...「予に会いたいというのか」「おそらく仕官を求めにきたものと思われますが」「名は」「襄陽(じょうよう)の統なりと申しました」「さては...
吉川英治 「三国志」
...――あとは人の問題ですが」王甫はやがて襄陽へ戻ってきて...
吉川英治 「三国志」
...孟達が襄陽へ着いたとき...
吉川英治 「三国志」
...襄陽の戦場から落ちてきた部下たちに...
吉川英治 「三国志」
...田予(でんよ)に一大軍をさずけて襄陽を救わせた...
吉川英治 「三国志」
...折しも襄陽は凶年だったが...
吉川英治 「人間山水図巻」
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