例文・使い方一覧でみる「褸」の意味


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...花を盛つた桜は彼の目には一列の襤(ぼろ)のやうに憂欝だつた...   花を盛つた桜は彼の目には一列の襤褸のやうに憂欝だつたの読み方
芥川龍之介 「或阿呆の一生」

...垢面襤(こうめんらんる)の下層者にかえって真のヒューマニチイを見る事が出来るといっていた...   垢面襤褸の下層者にかえって真のヒューマニチイを見る事が出来るといっていたの読み方
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」

...処々に働いている日本人農夫の襤(ぼろ)ながらも...   処々に働いている日本人農夫の襤褸ながらもの読み方
田中英光 「オリンポスの果実」

...古新聞と襤を屑屋へ売つて...   古新聞と襤褸を屑屋へ売つての読み方
種田山頭火 「其中日記」

...青いシャツだの肩から膝へ掛けた襤(ぼろ)だの...   青いシャツだの肩から膝へ掛けた襤褸だのの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」

...掛けぶとんと自ら言っていた襤(ぼろ)と...   掛けぶとんと自ら言っていた襤褸との読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...何とも知れぬ汚(きたな)らしい襤(ぼろ)の数々は旗か幟(のぼり)のやうに両岸(りやうがん)の屋根や窓の上に曝(さら)し出される...   何とも知れぬ汚らしい襤褸の数々は旗か幟のやうに両岸の屋根や窓の上に曝し出されるの読み方
永井荷風 「水 附渡船」

...襤(つづれ)の満艦飾を施し...   襤褸の満艦飾を施しの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...これが石油を襤(ぼろ)に浸(し)み込(こ)まして...   これが石油を襤褸に浸み込ましての読み方
夏目漱石 「満韓ところどころ」

...その襤(つづれ)からも後光が射しそうで...   その襤褸からも後光が射しそうでの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...びしょびしょな襤(ぼろ)にくるまった彼女は...   びしょびしょな襤褸にくるまった彼女はの読み方
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」

...綿の襤を着ぶくれて...   綿の襤褸を着ぶくれての読み方
原民喜 「潮干狩」

...襤切れになったりしていなくとも...   襤褸切れになったりしていなくともの読み方
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」

...その腰には襤布に包んだ異様なものがぶらさがっていた...   その腰には襤褸布に包んだ異様なものがぶらさがっていたの読み方
久生十蘭 「海難記」

...鶴亀々々!――そんな碌でもない襤つきれなんぞ探しに...   鶴亀々々!――そんな碌でもない襤褸つきれなんぞ探しにの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...裸にして腰のまわりだけに襤(ぼろ)を引き纏い...   裸にして腰のまわりだけに襤褸を引き纏いの読み方
柳田国男 「山の人生」

...こッちの襤(ぼろ)も出るわけだが...   こッちの襤褸も出るわけだがの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...更紗(さらさ)の襤(つづれ)や...   更紗の襤褸やの読み方
吉川英治 「日本名婦伝」

「褸」の読みかた

「褸」の書き方・書き順

いろんなフォントで「褸」

「褸」の英語の意味


ランダム例文:
やっかい者   正読   仏刹  

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